ライフサカス起業 働き盛りの女性を応援
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 こんにちは。株式会社ライフサカスの西部と申します。このたび、そうそうたる顔ぶれの中、第27期オピニオン委員を務めます。誠心誠意執筆しますので、どうぞおつきあいください。

 私は前橋市に生まれ、高校卒業までを過ごし、大学で上京、以後現在に至るまでは東京で暮らしています。

 2016年に新卒から勤めた広告会社を辞し、同年末に自社を都内で創業しました。

 私の会社は、「働き盛り女性のライフステージにおける健康課題」をサポートするため、生まれたソーシャルベンチャーです。

 主に、妊活・不妊や、がんなどの疾病、PMS・更年期などの女性特有疾患を扱っています。

 創業して最初に立ち上げたのが、不妊、産む、産まないにまつわる個人のリアルストーリーを実名、顔出しで紹介するウェブメディア「UMU(http://umumedia.jp)」です。

 加えて、首都圏や群馬県内の企業や学校、行政・自治体などに向け、主に「ダイバーシティー、女性活躍、健康経営」の領域で、「病気と仕事の両立支援」や「女性のライフデザインとヘルスリテラシー」などをテーマに、研修や講演活動も行っています。

 当社が扱う「女性の体と健康」関連トピックは、どれもセンシティブで、デリケートな側面があります。

 だからこそ私たちは、この大切なテーマを日本でオープンに、「みんなのissue」に変えていくこと。

 その結果として、誰もが「産む、産まない、産めない」をはじめとする人生の選択に心からYESと言え、かつ、その全ての選択や、家族のかたちが尊重される社会を実現することを目指しています。

 ここには実は、当社の少々特殊な成り立ちと、私個人のバックグラウンドが色濃く影響しています。

 というのもわれわれ、創業チームががんサバイバーと不妊治療経験者を中心に構成され、私自身も乳がん闘病と不妊治療を30代の働き盛りで経験した歴史があります。

 当時の自分たちが「問題の当事者」となり、初めて見た現実はシビアなものでした。体や病気のこと、妊娠不妊のことはいずれもタブー視や腫れ物に触られがちで、気軽に相談できず、経験を語れる場も少ないため、当事者は一層内にこもり、声をあげることもなく、さらに孤立してしまう…といった、負の連鎖が再生産される社会環境を目の当たりにしました。

 だからこそいま、生きづらさにふたをしながら、大切なことをオープンに語り合えない、サポートし合えない社会を、変えていく使命を感じています。

 次回は、自身の原体験から得た学びや課題意識などについて、より深く書いていきたいと思います。



ライフサカス社長 西部沙緒里 東京都荒川区

 【略歴】博報堂でマーケティングなどを経験。群馬イノベーションアワード2015ファイナリスト。16年に妊活や女性の健康を支援するライフサカスを起業。前橋市出身。

2019/02/06掲載

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