ラスベガスでライブ 夢を語り続ける大切さ
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 「いつかここで書道パフォーマンスをしたいね」。9年前、プライベートの旅行で訪れた米国・ラスベガス。エンターテインメントの街で夢を語り、そうつぶやいたことがまさか現実になるとは…。

 2016年汐留ロコドル甲子園にて優勝した年の冬、事務局宛てに1通のメールが届きました。そこには、ラスベガスでジャパニーズ・フェスティバルを開催すること、Menkoiガールズに出演してほしいことが書かれていました。目が飛び出るくらいびっくりするメールに動揺を隠し切れませんでした。まずは話を聞こうと、さっそく17年2月に訪米しました。訪米したその日にフェスティバルを主催するジーンさん、ロバートさん、そして島さんと出会いました。

 ジーンさんは日系3世で現地テレビ局のキャスター兼ディレクターを務めています。島さんは旅行会社のラスベガス支店長。ユーチューブで私たちのパフォーマンスを見て、アイドル文化に書道を取り入れたパフォーマンスに感銘を受けた、これはぜひともラスベガスでやってほしいと熱く語ったそのまなざしに、絶対に出たいと思いました。

 17年10月。私たち全メンバーはラスベガスへ。降り立った時の感動、湧き上がる大きな不安などいろいろな気持ちが混じり合い、言葉も通じないこの地でどう自分たちを表現することができるのかと経験したことのないプレッシャーがあったのも確かです。

 フェスティバル本番の日。日本にちなんだ縁日が並び、その真ん中に組まれた大きなステージ。今までの経験、支えてくれた仲間たち、そして現地まで応援に来てくれたファンの皆さん、その全てへの思いをパフォーマンスに込めました。ライブ中に私は夢を語った数年前の日のことを思い出し、「私、本当にラスベガスで歌っているんだ」と思った瞬間、涙があふれていました。

 無我夢中に全力でやり切ったステージ…。最後の挨拶の瞬間、会場から湧き出た大きな歓声と拍手に包まれ、大きな達成感を感じました。歌とダンスと書道には“言葉の壁”はなく、自分が一生懸命に取り組めば、その思いも伝わるということを知りました。

 現地ではジーンさんのテレビ番組出演、現地で活動する方たちとのコラボライブイベント出演など、たくさんの経験をさせていただきました。さらに、来年も出てほしいとうれしいお言葉をいただき、私たちは18年にも同じステージに立ち、2年連続ラスベガス公演を果たしました。

 決して簡単なことではないけれど、突如訪れたそのチャンスに思い切って決意して本当に良かったです。夢はかなえるもの、そのためには語り続けることが重要です。この経験は確実に、Menkoiガールズにとって大きな一歩となりました。



邑楽館林地域ご当地アイドルグループ「Menkoiガールズ」リーダー ユウキ 館林市大手町

 【略歴】館林女子高2年生だった2011年のグループ結成当初からリーダーを務める。書道資格は教師5段。全国硬筆コンクール文部科学大臣賞受賞。ぐんま特使。

2019/06/28掲載

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