「小さな命」と向き合う 求む! 若い仲間たち
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 動物愛護のボランティアに限らず、ボランティアとは、「やろう!」という気持ちがあればきっと何かできるのでは。

 現在、アニマルフレンドには、2人の学生ボランティアがいます。中学生のMちゃん。動物に関わることを学ぶ高校に行きたくて、今年の春休みから授業や部活の合間を縫って、お母さんに送られシェルター猫のお世話に来てくれてます。日常のお世話が精いっぱいで、普段はなかなか猫たちと遊んであげられません。Mちゃんの来訪日はトイレや部屋の掃除の後、必ずひとしきり遊んでもらえて、猫たちも大喜びという感じです。

 Mちゃんが先日、自宅の外に来る野良猫を不妊去勢手術してほしいと言ってきました。男の子か女の子か分からないけれど、不妊去勢手術をして、おじいちゃんの家で飼ってあげると言うのです。もちろん手術をした証しの「さくら耳」にしてくださいと。彼女はシェルターに来て、ちゃんと私たちの活動を見てくれていたんだなあ…。私はとてもうれしく思いました。

 次は、高校生のTちゃん。アニマルフレンドのツイッターからつながった彼女も、土日に電車に乗ってやって来てくれます。シェルター猫のお世話の後、猫たちとたわむれ、私たちの活動について分からないこと、疑問に思うことをいろいろと聞いてきます。

 1カ月ぐらい前でした。彼女からある依頼が来たのです。「学校の文化祭でアニマルフレンドのチラシを貼る許可が出たので、パンフレットや資料を送っていただけませんか」と。びっくりすると同時に、本当にうれしかったです。決してお願いしたわけではないのに、Tちゃんがアニマルフレンドを、そして「TNR活動」(地域猫を捕獲し、不妊去勢手術をして元の場所に戻す活動)を啓発しようと頑張ってくれたのです。

 他にも、「地域猫」を卒論のテーマにしたいので話を聞かせてくださいという大学生がいます。動物管理を学ぶ専門学校の生徒はシェルターに来てお世話してくれます。最近、若い世代の動物愛護の関わりに触れて、少しずつ次の世代への引き継ぎができてきているのかなと思え、ほんの少しですがホッとしています。

 人間の勝手で、商品として店頭に並ぶ「小さな命」たち。人間のわがままで捨てられてしまう「小さな命」たち。こんな「命」たちを一つでも救ってあげよう、守ってあげようと心の底から願う若者が、一人でも多く現れてほしいと思います。私たちの活動にきっと終わりはありません。だからこそ、次の時代にも「小さな命」と向き合える人たちがいてほしいのです。

 「小さな命」のため、今のあなたができることでいいのです。私たちと一緒にボランティアしてみませんか。



アニマルフレンド代表 霜村博子 太田市東長岡町

 【略歴】主婦業の傍ら、2013年に有志団体のアニマルフレンドを立ち上げ。東毛地域の7人で里親探しや「地域猫」の支援に取り組む。16年から現職。関東短大卒。
 
2019/08/27掲載

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