キッズクラブ 遊びが育む運動能力
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 おおたスポーツアカデミーは、小学1.2年生を対象に、さまざまな運動を取り入れたスポーツ教室「キッズクラブ」を開催しています。12年目を迎える本年度は、73人が参加し、7月4日に太田市運動公園市民体育館で開講式を行いました。

 1回の活動時間は90分間で、月に2回、年間18回活動しています。「楽しく活動しよう!」をモットーに、サッカー、ドッジボール、鬼ごっこ、長縄跳び、リレーなどを行っています。

 ご協力をいただく講師は、太田市内にある大学の教授です。スポーツ概論、スポーツ栄養学、保健体育科教育法を担当されています。大学生にはアシスタントをお願いしています。

 今回は、「キッズクラブ」の活動を通して感じたことを書いてみました。受講生たちは体育館に集まると、授業の開始前から、ボール蹴りや縄跳びで遊んだり、追いかけっこをしながら走り回ったりと、自由に楽しく過ごしています。

 授業の中では、さまざまな種目に興味を示します。初めて体験する種目も、「みようみまね」で始め、すぐに覚え、自分のものにしていきます。活動中は、いつも笑顔や笑い声が絶えません。子どもの楽しそうな様子に、私もうれしくなります。

 環境は違いますが、私の小学生時代も、同じようにして遊んだ記憶があります。放課後になると、校庭や空き地に自然と仲間が集まり、「鬼ごっこ」「ケンケンパ」「缶蹴り」「馬とび」「こままわし」などをしました。自分たちなりの遊び方やルールを決め、楽しく遊んだことを思い出します。これらの昔遊びにはいろいろな運動の要素が含まれています。スポーツに必要な基本的動作を数多く体験できたことが、体力や運動能力の基礎になったと思います。

 受講生の保護者は、わが子の活動の様子を2階観覧席から見守っています。保護者は、「さまざまなスポーツを体験し、自分に合った競技・種目を見つけてほしい」「運動の苦手意識を克服し、自信をつけてほしい」と、本教室に期待を寄せています。

 受講生には、運動が得意な子もいれば苦手な子もいます。講師は教室での活動を通じて全ての子どもを、「運動ができる」から、「運動が好き」にさせたいと考え、指導しています。その結果、2年間「キッズクラブ」を継続する子や、その後、おおたスポーツアカデミーの活動に参加している受講生もいます。

 多くの運動を経験し、その過程で楽しさや成功体験を味わえたことが、次の活動への意欲を生み出していると思います。これからも、おおたスポーツアカデミーでは、子どもが思い切り体を動かし、遊びながら運動能力が高められるような活動環境の整備に努めていきたいと思います。



おおたスポーツアカデミー校長 吉井均 太田市新道町

 【略歴】館林高等特別支援学校長や県高校野球連盟会長などを務め、2018年4月から現職。教諭時(保健体育)はバレーボール部を指導。早稲田大教育学部卒。
 
2019/09/12掲載

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