キッカケ 「体験」をデザインする
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 私は、東京でイベントプロデューサーとして働いている一サラリーマンで、読み始めてくださった方がいたなら、「なぜこいつが?」という第一印象をお持ちになるかと思います。ですので、まずは、ここに至った経緯を手短に書かせていただきつつ、私なりにイベントプロデューサーという仕事について紹介させていただこうと思います。

 以前仕事でお付き合いのあったツクイさんから「今度、群馬のイベント関係者を招いたセミナーを開催するので講師になってほしい」という、突拍子もない打診を今年4月にいただきました。一緒に打診された上司のセキさんはノラリクラリのれんに腕押しな対応をしていたのですが、ツクイさんの猛プッシュと私のフラフラな対応に負けるかたちで、6月に2人で講師として群馬でお話しさせていただきました。

 誤解のないようフォローしておきますと、理由もなしにそんな対応をしていたわけではなく、「群馬の事情を知らない東京の一プロデューサーが話をしても説得力がないし、秘匿義務もあるので、ぶっちゃけた話はあまりできないのでイベントとしても面白くならない」という理由があってのことでした。

 一度走り始めたら基本的に止まらないのがイベントで、あっという間に本番を迎え、群馬のイベント関係者向けに真面目かつ好き勝手にお話しさせていただきました。そこに上毛新聞の記者もいらしていて、その流れから今回の打診をいただいた次第です。

 さて、イベントプロデューサーと聞くと、「なんかうさんくさい」という印象を持つ方もいると思うので、まずはザックリと「こんな仕事なんだな」というイメージを持っていただけるようなお話を。

 私は、一般的にイベント制作会社とかイベント企画制作会社と呼ばれる会社に勤めています。そこで制作業務(プロデュース)をしているのがプロデューサーということになります。

 では、「イベントを制作する」ということはどういうことなのか。例えば、人や企業が、「こんなイベントをしたいけど、どうやったら成功するか分からない(人やアイデアが足りない)から誰か手伝ってくれないかなぁ」と思った時に問い合わせる先が「イベント制作会社」です。

 イベントの目的や目標を聞き取り、その達成に必要な戦略を考えて実施していくこと、要は、イベント参加者がそのイベントを通じて体験するモノやコトをデザインすることがイベント制作と呼ばれる仕事かと思います。

 もちろん「例年通りでOK」「実行委員会が仕切っていくので」「外部に依頼する予算はない」といった場合もあるので、どういった場面でイベント制作会社やプロデューサーが生きてくるのか、という話を次回させていただきます。



イベントプロデューサー 進藤惟史 東京都台東区

 【略歴】20歳で渡米し、東海岸で5年半を過ごす。20代半ばで帰国し、展示会の企画運営会社を経て現職。藤岡市出身。高崎経済大附属高―ニューヨーク州立大卒。

2019/11/12掲載

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