組織を変える 自信と信頼を力にして
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 人間は、失敗や恥ずかしいことがあると逃げたいという心理が働き警戒心を強めてしまいます。

 誰しも仕事の中で、失敗や恥ずかしい経験をしていると思います。失敗を恐れるがために、新しいことに挑戦せず、昔の戦略のまま変えようとしないことが多くあります。

 何かを変えるためにはどうすればいいのか―。誰しもがこんな悩みを抱え、良く口にしているでしょう。

 仕事をしていて、難しいことや分からないことはたくさんあります。仕事にはさまざまなシチュエーションがあります。同じ仕事をただこなしているのでは、それは仕事ではなく、作業でしかありません。仕事内容が複雑になればなるほど、一人の力で完結することは難しくなります。チームワークが必要となるのです。

 チームワークは、一人一人の考えや気持ちが同じ方向に向いていなければ成り立ちません。「何かを変えたい」「挑戦したいけど変えられない」「今のままではダメだ」などと思うことだけであれば、誰でもできます。

 変えたいという気持ちの前に土台がしっかりとしていなければなりません。すなわち根拠をしっかりと理解し、それを仲間に伝えられるだけの知識がなければならないのです。

 今まで変えることのできなかったことが、一つでも変えることができたとき、それは大きな自信に変化します。そして、自分の周りにいる誰もが変わって良かったと思うに違いありません。

 ただ単に変えたいと思っていても、目的・目標がなければ最終的には、何がしたいのか分からなくなり、自分を見失ってしまいます。

 上司と部下が一つになり、そんな環境の中で仕事を行い、それが新しいレールとして成功したとき、楽しい職場へと変化していきます。

 毎日がつまらない職場へ仕事に行くよりも、毎日が充実した楽しい信頼関係のある職場へ行きたいと誰しもが思うはずです。

 朝、玄関の扉を気持ちよく開けられる、そんな扉を誰もが設置できるように、まずは今の職場環境を見直し、職員一人一人の意見を聞き取り、それを実現するためにはどうすればいいのかを組織として考え、多くのレールを構築してください。

 人間は誰しも嫌なことから逃げたいという意識が強く働きます。嫌なことから逃げ続けていては、何も変わりません。時代の変化とともに私たちの考えも変化し、社会環境に対応していかなければなりません。

 自信と信頼が一つのレールに乗って走りだす未来のために、今からでも遅くありません。考える力と想像力を働かせ、今の組織を変えていきましょう。



渋川広域消防本部消防長 福田浩明 渋川市石原

 【略歴】1981年、渋川広域消防本部へ入職。同本部の救助隊長や総務課長など多岐にわたる業務を経験し、2018年4月から現職。前橋商業高卒。

2020/01/17掲載

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