良い組織とは 成長へ皆が“リーダー”
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 小さい頃から皆さんの周りには常に“リーダー”という役職がいたと思います。学校では学級委員長、部活動ではキャプテン、会社では社長など中心となる人物がいて、意見をまとめたり、何かを提案したりしていたと思います。その時リーダー以外の人たちは何をしていましたか? 意見を出す人、アイデアはあるけど積極的に発言できない人、その場にいるだけの人…。

 成果を出したり成長したりする組織には良いリーダーがいると言われます。良い組織を作っていくためにリーダーがリーダーシップを発揮し、組織を良い方向に進めていくことが重要だということでもあると思います。

 リーダー以外の人たちはリーダーの指示に従っていればいいのでしょうか。成果や結果を出すためには多くの意見や提案が出て、それをどうデザインしていくかをリーダー中心に決めていくというスタイルが好ましいでしょう。私は、リーダー以外の人たちもリーダーシップを発揮していくべきだと思っています。

 では、リーダーシップとはなんでしょう。リーダーが持っていて引っ張っていく力というような認識が高いと思います。もちろんリーダーに従って変化に対応することも大切ですが、変化を起こそうと自分からアクションすることはもっと大切です。その変化を起こす力こそリーダーシップだと思っています。そのために、勇気と覚悟を持って主体的にチャレンジをしていくことが必要です。

 他にも良い組織作りに必要なものがあります。フォロワーシップです。フォロワーシップとは、組織が成果を出すためにリーダーの支援をすること。ただリーダーの言うことに従うだけではなく、主体的に考えてより良くなる方法を考え提案することもフォロワーの仕事です。そのためにフォロワーのリーダーシップも必要です。

 組織を成長させるには、リーダーの資質も大切ですが、メンバー全員がリーダーシップをどれだけ発揮できるかにかかっていると思います。

 リーダーシップとフォロワーシップの他に大切にしていくべきこと、それは一人一人が自己認識力(セルフ・アウェアネス)を高めていくことです。自分を良く知り、コントロールできることを見極め、一人一人が成長していくことで組織の相乗効果につながります。内省する時間を作り、他者からのフィードバックを受け入れ、自分のパターンを知ることも大切です。必要であれば行動を変えていくことも重要です。

 組織を構成しているのは“人”です。より良い組織作りに目を向け、成果を出せる関係を構築していくために一人一人が自己認識力を高めリーダーシップを発揮しましょう。そして、リーダーに対してのフォロワーシップを大切にしてほしいと思います。



桐生第一高教諭、同ラグビー部監督 霜村誠一 桐生市菱町

 【略歴】ラグビーの三洋電機(現パナソニック)でバックスとして活躍。主将を4季務め日本選手権3連覇に貢献。日本代表(6キャップ)。農大二高―関東学院大卒。

2020/01/19掲載

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