群馬DCと新型コロナ 今こそ届け温泉の魅力
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 2011年、東日本大震災による自粛ムードや風評被害による観光業への影響は計り知れないものでした。同年の7~9月の3カ月間「群馬デスティネーションキャンペーン(DC)」が開催されました。

 期間中の観光・宿泊客は前年同期比7.1%増の721万3888人で、県が目標に掲げていた5%増を上回りました。群馬DCのおかげで、観光事業者は生き延びることができたといっても過言ではありません。

 DCとは、JRグループ6社と地方自治体、観光関係者などが連携して行う、国内最大規模の大型観光キャンペーンのことです。

 今年4月1日~6月30日、群馬DCが9年ぶりに開催となります。東日本地域のみならず、日本全国に向けての観光キャンペーンです。期間中、群馬県の魅力を発信し、多くのお客さまに群馬の魅力を体験いただけるよう、地域一体となったおもてなしでお客さまをお迎えします。

 特に四万温泉は重点宣伝地区に選ばれ、3月27日~4月7日まで俳優の吉永小百合さんが奥四万湖でカヌー体験をする「JR東日本大人の休日倶楽部」のテレビCMが全国放送されます。そのワンシーンはポスターにもなりました。

 奥四万湖の美しいブルーが群馬DC期間中、東日本の主要駅を中心に掲示され、多くの方の目を引くと思っています(四万温泉協会のロビーや各宿にも掲示していますのでぜひご覧ください。B0サイズという超特大のポスターです)。

 撮影は昨年の4、5月に内密に行われ、吉永さんも四万温泉に宿泊し、実際にカヌー体験をされました。

 19年度、中之条町を中心に8回の群馬DC対策会議が開催され、地域資源の再発掘を協議しました。課題だった奥四万湖への2次交通問題を解決するため、「四万温泉ぐるりんバス」の運行が決まりました。土日祝日は奥四万湖の混雑の緩和や環境保全のため、周遊道路を一般車両通行止めにして、「ダム周遊バス」を運行します。

 その他にも、普段は入ることのできないダムの内部のエレベーターを群馬DC期間中、毎日特別開放します。

 世界的に流行してしまった新型コロナウイルスの影響で、まだ安心して旅行できる情勢ではないかもしれません。ですが、今できることは、四万温泉の自然環境や昔ながらの温泉街、湯量豊富な温泉、吉永さんも体験した四万ブルーを群馬DCを通じてより多くの方にお伝えすることだと思います。

 県内のどこの温泉地もお客さまに安心してお越しいただけるように、最善の対策をしています。こんなときだからこそ、群馬県最大の魅力の温泉地を廃れさせないために、ぜひ近くの温泉に足を運んでください。



四万温泉協会事務局長 宮﨑博行 中之条町四万

 【略歴】広報を担当し、女子旅やヘルスツーリズムの企画を手掛けた。四万温泉がロケ地の映画「まく子」の撮影に協力。2019年4月から事務局長。駿河台大卒。

2020/03/29掲載

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