国、県の観光支援策 ぜひ県内の宿泊施設へ
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 新型コロナウイルスの影響で3月~5月まで深刻な影響を受けた群馬県内の温泉地ですが6月5日~7月31日まで、「愛郷ぐんまプロジェクト」が立ち上がり、温泉地に活気が戻ってきました。県の始めたプロジェクト(「泊まって!応援キャンペーン」)により、群馬県民は県内の宿泊施設(登録制)に宿泊すると宿泊料金が6千円以上であれば、1人5千円の割引を受けられます。

 当初は先着30万人泊限定でしたが、限定がなくなり、期間中は確実に利用できるようになりました。一度の宿泊は3連泊まで、利用回数に制限はありません。予算規模も他県に比べて12億円と圧倒的に多く(新潟県3億円、福島県3億7千万円、石川県4億円等)、財源は国から交付される「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」の一部が充てられています。

 6、7月の四万温泉は元々、お客さまの少ない時期ですが、このプロジェクトのおかげで土日を中心に予約が入ってくるようになりました。6月19日の県の発表で期間中15万人の方が予約をしたとのことです。四万温泉も約1万3千人の利用・予約をいただいております。

 山本一太知事はこのプロジェクトの狙いとして、マイクロツーリズムの重要性を挙げました。新型コロナウイルスの影響が観光業界に及び、長期化するウィズコロナ期における新しい旅のあり方として、県民に県内に宿泊して地域経済を応援しもらうという考えです。

 また、6月17日に県をまたぐ観光振興が緩和されるのにあたり、プロジェクトに参加した宿泊施設等に「新型コロナウイルス対応ガイドライン」を順守した受け入れ態勢の徹底を求めました。観光業としてしっかりとした対応をして、お客さまに安心して宿泊してもらえる環境づくりを同時に促したのです。

 8月初旬には、国の「Go To キャンペーン」が始まる予定です。Go To キャンペーンは主に四つの施策に分かれていて、温泉地がかかわるものが「Go To トラベル」です。国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の半額相当額を支援(宿泊については1人1泊あたり2万円、日帰り旅行については1万円が上限)、支援額のうち、7割程度は旅行代金の割引に、3割程度は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与されます。旅行会社を通して予約すれば交通費も対象となります。

 宿泊支援上限額が2万円で回数制限がないため、「遠く、長く、高く」の旅行(沖縄や北海道など)に集中することが懸念されます。キャンペーンに参加登録した宿泊施設への直接のご予約も支援対象の予定ですので、愛郷ぐんまプロジェクトの後は、ぜひ「Go To キャンペーン」で県内の温泉地に泊まりに来ていただければ幸いです。



四万温泉協会事務局長 宮﨑博行 中之条町四万

 【略歴】広報を担当し、女子旅やヘルスツーリズムの企画を手掛けた。四万温泉がロケ地の映画「まく子」の撮影に協力。2019年4月から事務局長。駿河台大卒。

2020/07/02掲載

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