生徒たちと共に 学び続け、より高くへ
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 6年前から地元の高校で保健体育の教員をしていて、それ以前は12年間プロラグビー選手として生活をしていました。現役中に2度目の大学に通い教員免許を取得しました。6年前引退をして教員になり、生徒たちと毎日、充実して楽しい日々を過ごしています。うまくいかないこともありますが、生徒たちと共に成長を目指し自身の学びも怠りませんでした。

 その中、ある時気になることがありました。指導をしていく中で今の自分の経験や知識だけでは限界があるのではないかということです。もっとより良く生徒たちとコミュニケーションを取って、もっと良いアプローチができるのではないかと思いました。「生徒の力を最大限引き出すことができているのか?」との疑問が生じたのです。

 生徒たちと接する上で生徒が主体的に取り組む環境をつくることを心掛けています。強制の中では生まれない、考える力を身につけさせたいからです。

 現役時代、世界的名将でもあるチームのHCから常に言われていたことがあります。それは「心地よいところにいない」ということです。現状に満足せず向上心を持って取り組もうということを意味します。チーム全体がそのマインドセットで取り組んでいたため、チームに対する一人一人の貢献度は高く成果も表れていました。

 教員になってそのことを忘れかけていました。そんな時、知人の紹介でオンラインの経営大学を知り、今の自分を成長させてくれるのではないか、また、これからの時代を考えた時、生徒に対しても面白いアプローチができるのではないかと考え、3度目の大学入学を決めました。

 人生100年時代、テクノロジーの進歩、シンギュラリティーなど、これからの時代がどうなるか誰も分からないし、決まっていません。「答えのない時代」と言われている今、生徒一人一人がリーダーシップを発揮し、自身の人生はもちろん、周りにも影響を与える人間になってほしいと思っています。それを、常に自分にも言い聞かせ、現在も学びを続けています。

 仕事との両立、また部活もあり自由に使える時間は正直多くありません。その中で勉強の時間をつくることでタイムマネジメントやスケジュール管理が今まで以上にできるようにもなりました。決して楽ではありません。

 しかし、心地よいところにいないということを常に頭に置いて学び、今の現場で生かし成果も表れてきました。最近、リカレント教育として大人の学び直しも広まってきています。learnからactionで、自身の成長と、関わる生徒や周りがより良くなっていくようにactionを続け、皆が満足できる環境や文化をつくっていきたいと思っています。



桐生第一高教諭、同ラグビー部監督 霜村誠一 桐生市菱町

 【略歴】ラグビーの三洋電機(現パナソニック)でバックスとして活躍。主将を4季務め日本選手権3連覇に貢献。日本代表(6キャップ)。農大二高―関東学院大卒。

2020/10/15掲載

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