目標の達人その7 夢への行動は宝になる
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 目標は活用するもの。私たちは目標達成という言葉に縛られていると感じています。目標を達成する。それはそれで大切なことだと思います。「夢」「ゴール」「目的」。私たちは目標という道しるべをたどり、ゴールに向かいます。ゴールはどこにあるのでしょう。

 時間軸を考えずに、地理的なゴールならば到達することは可能です。時間軸を取り入れます。例えば、「10年後に○○を成し遂げる」というゴールを設定します。10年後、そのゴールは、現在と同じ姿で存在するのでしょうか? 答えは「存在しない」です。

 10年という月日で、ゴールは色あせます。もしかするとゴールそのものがなくなっているかもしれません。ゴールを設定することが無意味と考える人もいます。ですが、10年前、ゴールを目指した人が行動を起こすことで手に入れた経験、知識、能力、技術、信用、信頼があります。それを「無形資産」といいます。

 他に「有形資産」というものがあります。これは金銭、株、動産、不動産などです。市場が変われば有形資産の価値は大きく変わります。無形資産の価値は変動したとしても、培った経験、知識、能力、技術、信用、信頼はそのまま残ります。

 ゴールを目指す、目標に向かって行動する―。目標を活用することで、人は多くの無形資産を手にします。無形資産を増やし続けることで、夢だと思っていたことが当たり前のようにできる可能性が高まるのです。とは言いつつ、やはりかなえたい夢はあります。

 昨年11月掲載の第1回「目標の達人」で「57歳でナショナルチームのコーチオブコーチになる」と宣言をしました。まだ、達成できていません。ところが、掲載した直後に「私と一緒にラグビー協会を立ち上げないか?」と流通経済大ラグビー部の監督からオファーが来たのです。その方は、私がこのコラムで「コーチオブコーチになる」と宣言したことは知りません。

 流通経済大ラグビー部は15人制、7人制、U20男女合わせ延べ48人の日本代表を輩出しているチームです。そのチームの監督と一緒に法人、龍ケ崎ラグビー協会(https://rru.or.jp/)を立ち上げました。確実にゴールに近づいてます。なぜ、オファーが私に届いたのか? 言語化し声に出したことが要因の一つだと思います。その行動は、覚悟になり、実行力となります。

 「目標を活用する。目標を言語化し声に出す。そして、実行する」

 たとえ目標達成がかなわなくとも、目標に向かって行動することで、人は多大な無形資産を手にするのです。ゴールに近づきます。目標を活用し実行し続けてください。無形資産を増やしてください。私は期待しています。



ホット・コミュニケーションズ代表 茂木ゆういち 前橋市日吉町

 【略歴】プロ・コーチ。公務員を経て独立。夢をかなえたい挑戦者を支援、潜在能力を最大化し、行動を促進し継続させる目標達成支援の専門家。前橋高―新潟大卒。

2020/10/21掲載

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