乗馬のすすめ 癒やしと観光のツール
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 私の趣味の一つに乗馬があります。きっかけは社会人になってしばらくのち、父の古い友人の紹介でした。

 私の父は私が幼い頃、馬術競技をしていて、ずっと乗りたい気持ちがあったのですぐにはじめました。

 最初は月に1度くらいの頻度でした。自分だけではなく馬という大きな動物を扱うことから、今までやってきたどのスポーツよりもなかなかうまくいきませんでしたが、やめずにどんどんのめりこんでいきました。気づけばすでに14年という歳月が過ぎ、大学まで続けた陸上のキャリアを超えていました。

 とはいえ、自分の器量の範囲内で月に数回乗馬を楽しみ、年に何度か行われるローカルな大会に出場して良い成績をとることを目標にして頑張っています。

 他にも楽しみなことがあります。県外の乗馬クラブでの体験ですが、外乗(がいじょう)と言って草原や海岸を駆け足したりすることです。流鏑馬(やぶさめ)をしたこともありました。

 また、NHK大河で真田丸が放送になる前の年に上田城での真田祭りにおいて、騎馬武者に扮(ふん)しての大名行列に参加しました。今でも忘れられず、一生に残る大きな思い出となるでしょう。

 ですから乗馬というのは、ただ馬場で乗るだけでなくさまざまな楽しみ方もできるものなのです。

 長い間乗馬を続けてきまして提言したいことが二つあります。それは、「馬での癒やし」と「観光振興での乗馬」です。

 まず「馬での癒やし」についてです。前述したように乗ることで癒やされることももちろんありますし、クラブの女性たちは馬に触れ合うだけでも癒やされています。また、うつ病と診断されたある男性の方は乗馬によって癒やされ、うつ病を克服してかなり元気になられました。

 このように身近に馬によって癒やされる様を自他ともに感じていて、馬には不思議なパワーがあるなと思っています。ぜひ癒やしという切り口で有効活用してもらいたいです。

 次に「観光振興と乗馬」についてです。先日、ある友人との話の中で、前橋・赤城スローシティーの話題になりました。彼のイメージの中には馬がありました。私は外乗を楽しむために、県外までわざわざ行かなければなりません。ですから、県内でも本格的な外乗をできるところがあれば絶対、観光振興につながり、魅力度アップにつながるとの思いがあり、彼の話に賛同しました。

 古くは馬の一大生産地であった群馬県は、今でも県名に「馬」がつく唯一の県です。官民協力して県民の精神、体の健康、観光振興のツールに「乗馬」を加えてみてはいかがでしょうか。







海産物卸売業「海老善」専務 町田純 玉村町板井

 【略歴】1998年、海老善入社。飲食店が上毛かるたの札にちなんだ料理を提供するイベント「上毛かるたグルメストーリー」実行委員会代表。農大二高―専修大卒。

2018/07/08掲載

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