スポーツの意味 夢と希望、成長を子に
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 今期のオピニオン委員にご推薦いただきました。提言や意見を述べるほどの経歴を持ち合わせている訳ではないため、当初は辞退を考えました。しかし振り返ると、スポーツを通して多くの人と出会い、ご指導を賜り、支えられてきました。そこで自身を成長させてくれたスポーツ関係を中心に寄稿させていただくことで、多くの方々にスポーツの魅力や素晴らしさを伝えられたらと、引き受けました。

 初回は経験を通じて感じたことやスポーツへの思いを中心に書かせていただきます。

 私は、現在おおたスポーツアカデミーの校長として勤務しています。おおたスポーツアカデミーは、ジュニアスポーツの環境整備や普及推進、選手の強化育成を目的として設立され、本年度で18年目を迎えました。前職は保健体育を担当する県立高校の教諭です。36年間勤務し、2016年度末に退職しました。特に高校から始めたバレーボールでは、選手、監督、運営スタッフと立場を変えながら、高校教育や高校スポーツに携わってまいりました。

 一方で健康の保持増進・体力の向上を図ることを目的とした県民総スポーツの推進、スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブの育成、全国スポレク祭や全国健康福祉祭での交流活動など、生涯スポーツも学ばせていただきました。学校現場でも生涯スポーツに関わる上でも「スポーツがもたらす教育的効果」とは「スポーツは教育の場であり」「人間づくり・仲間づくりの場」であると考え、仕事に取り組んできました。

 昨今、スポーツは極めて高い人気を有しており、その影響力は計り知れません。19年にはラグビーワールドカップ、柔道世界選手権大会、20年に東京五輪・パラリンピックなど、世界トップレベルの国際大会が日本で次々に開催されます。

 北関東を中心とした20年の全国高校総合体育大会(インターハイ)では、本県で5競技と総合開会式が行われます。28年には第83回国民スポーツ大会の本県開催も内々定しております。

 間近で見る世界レベルの大会や各種大会を、国民や県民、とりわけ、子どもたちの世代がどのように捉えるだろうか。願うことは、スポーツが「夢を抱き」「希望を届ける」対象となり続けることです。

 そのためには次世代を担うジュニア世代自身が「スポーツの捉え方や考え方」「社会的価値や意義」について理解を深めることが必要です。スポーツとはただ勝つことだけを追い求めるものではありません。人間形成の場であり、その先に世界大会といった憧れの舞台が待っているのです。私たち大人は、ジュニア世代がそうした正しい認識を学び、実践する機会を整えていく必要があると感じています。



おおたスポーツアカデミー校長 吉井均 太田市新道町

 【略歴】館林高等特別支援学校長や県高校野球連盟会長などを務め、2018年4月から現職。教諭時(保健体育)はバレーボール部を指導。早稲田大教育学部卒。

2018/12/11掲載

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