中2で志した落語家 まずは軽くごあいさつ
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 今回からこのコーナーに参加させていただくことになった、落語家の桂夏丸と申します。

 このお話をいただいた時、果たして自分にできるのかしらと疑問に思ったことも事実である。何しろ、テーマは自由、ただし中に必ず提言や意見などを盛り込んでくださいと言う条件だったからだ。

 担当者の方に打ち合わせの時に話を伺うと、どうやら皆さまなかなか難しいことを書かれているようである。自分は噺家(はなしか)、あまり堅苦しいテーマや意見は苦手である。いろいろ考え、自分は息抜きのポジション、身の回りの下らない出来事やテーマで、しばらくの期間、お付き合いをお願いしたいと思っている。

 こんなことを書いているうちに、指定文字数のかなり消化することができた。いいぞ。

 桂夏丸、落語家である。出身は群馬県、現東吾妻町。吾妻町立原町中学校(当時)を卒業後、県立渋川青翠高校に入学。たしか、中学2年の終わりころに落語家になろうと決心していたので、学校の勉強はあまり真剣にはやっていなかったと思う。自慢することでもないが、幼少の頃から、祖父母の影響だろう。古典的な物が好きだった。大相撲、昭和歌謡、演歌、鉄道…。

 子どもの頃、相撲は横綱千代の富士全盛時代、大乃国(現芝田山親方)が好きだった。保育園から帰ると、ちょうど横綱土俵入りの時間。祖母とよく大相撲中継を見ていた。変な保育園児である。

 祖父は演歌が好きで、よく群馬テレビのカラオケ大賞なんかに出ては優勝していた。家では、演歌の番組を大音量で流したり、歌のカセットテープが山ほど有ったのを思い出す。そんな音楽に触れているうち、いつしか自分も昭和歌謡や演歌が好きになり、今では落語のあと、余興で歌を歌っている。落語より歌の方がうまいと評判である。

 ところで、落語はいつから好きになったのだろう? これが実に良く分からないのである。多分、子どもだからちゃんとマンガなんかも好き。マンガ→お笑い→落語、となったのかあるいは、演歌のカセットテープ売り場の隣はどういう訳か大概落語だ。従ってその流れで落語に興味をもったのか…その辺りではないかと思う。

 こんな話をしているうちに、スペースがなくなって来てしまった。ありがたいが弱った。まだ条件である提言や意見が全く盛り込まれていない。

 そうだ良いことを思い付いた。

 こんな内容でも、読者の皆さまは怒らないで読んでいただきたい。最近は小さなことでクレームを付けてくる人が多いような気がする。もっと気楽な世の中であっても良いような気がする。またこの続きは次回と言うことで、ご勘弁の程を。



落語家 桂夏丸 東京都墨田区

 【略歴】渋川青翠高から2003年3月入門。18年5月に真打ち昇進。同高3年時に上毛ジュニア俳壇青葉の部最優秀賞を受賞。本名・阿部清彦。東吾妻町出身。

2018/12/12掲載

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