温かく魅力的な明和 未来も町を輝かせたい
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 「明和町は、温かくて魅力的な町である」。私は、23年前に妻と子ども3人とともに、埼玉の公団住宅から明和町に引っ越してきた時にそう思いました。引っ越しした当時は、まだ村でしたので、よそ者には閉鎖的で住みにくいのではないかと不安もありました。

 しかし、小学校や幼稚園の先生、地域の方々がとても温かく子どもたちを迎えてくださり、すぐに町になじむことができ、とても感謝しています。

 また、「新里やろう会」などのボランティア活動や、「新里ソフトボールチーム」に誘われて参加してみると、何事においても前向きで積極的であり、温かくて魅力的な人が多いことに驚きました。

 町制施行20周年を迎えた明和町は、群馬県の中では東京に一番近く、人口約1万1000人、東西11キロ、南北3キロ、面積19.64平方キロの小さな町ですが、東武伊勢崎線、国道122号、東北自動車道が通り交通の便が良く、利根川や谷田川に囲まれた水と緑に恵まれています。残念ながら、これと言った観光資源もなく、県内で観光客数が最も少ない町でもあります。

 少子高齢化や人口減少により、50年後に日本の総人口が現在の70%、100年後には40%にまで落ち込み、国民の半数近くが高齢者といういびつな社会が到来すると言われています。

 明和町も例外ではなく60~70代の年齢人口が多く、団塊世代が75歳以上となって高齢者が急増する「2025年問題」も発生する可能性があります。このままでは、明和町民が築き上げてきた「温かくて魅力的な町」も衰退してしまうものと考えられます。

 そこで、前身となる「明和パソコンクラブ(パソコン教室を行うボランティア団体)」において、パソコンの勉強とともに、まちづくりの勉強を行うための定例会を開いてきました。2015年8月に「未来の明和町を考える会」を分離発足し、3年が経過しました。

 本会の目的は、16年1月に東武伊勢崎線の川俣駅が改修されたことから、明和町に愛着をもって繰り返し足を運んでもらえるようにするために、「新しい川俣駅からたくさんの方が訪れる町にしよう」を合言葉に、温かくて魅力的な明和町を推進することです。活動方法は①観光資源になり得る明和町の良いところを発掘する②温かくて魅力的な人材を発掘する③明和町の特産品の開発する―などです。

 自転車を用いた町の良いところを発掘、温かくて魅力的な人材を発掘し講演の依頼、数種類の特産品の開発などを試みており、成果が上がりつつあります。これらのことに関しては、この紙面をお借りして紹介していきたいと思います。



未来の明和町を考える会会長 磯光夫 明和町新里

 【略歴】2015年の「未来の明和町を考える会」発足当初から会長。都内の建設コンサルタント会社勤務。栃木県出身。宇都宮大大学院修了(工学博士、技術士)。

2018/12/14掲載

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