仕事について
編集局 報道部 社会担当
飯島 礼
2018年度入社
経歴
2018.4~2019.2 編集局運動部
2019.3~2021.2 編集局文化生活部
2021.3~ 編集局報道部社会担当
編集局 報道部 社会担当
主に事件事故の現場取材や裁判などの司法取材を担当しています。普段は県警の記者クラブに詰めていて、大きな自然災害や事故があればすぐに現場に駆けつけます。
現在どんな仕事を担当していますか?
事件や事故はいつ起こるか分かりません。警察署にこまめに警戒電話を掛けたり、何か事件が発生したら支局とも協力し、すぐ現場に駆けつけます。
そして社会担当の仕事の多くはチームで取り組みます。警察から公式発表されるのは事件のごく一部なので、現場での聞き込みや関係者への取材で分かったことを同僚と共有し、新たに分かった詳細な情報を読者の方にお届けします。新型コロナ流行以降は県民生活へのコロナの影響を取材してきました。社会の中で起こること、それらが私たちの生活にもたらす余波を詳しく伝えることも仕事です。
仕事のやりがいや面白さについて教えてください。
若手でも書きたいテーマにどんどん挑戦し、記事化するチャンスがもらえます。何か事件が発生したとき、ストレートに内容を伝えることも大事ですが、なぜその事件が起こったのか、どうすれば防げたのか、さまざまな切り口で問うことができます。
例えば、上毛新聞には「傍聴席」というコーナーがあります。記者が裁判を傍聴し、事件の背景とともに法廷内のやりとりや被告人の様子などを詳細に伝えます。他人の携帯キャリア決済機能を不正に利用した被告人の裁判を取り上げた記事に対し、SNS上で「一歩間違えたら自分にも起こりそう」というコメントがありました。事件を自分事のように捉えるきっかけが作れたことにやりがいを感じました。
学生のみなさんへメッセージをお願いします。
「いろんな人に会えていろんなところに行けるのが面白そう」。良く言えば好奇心旺盛、ちょっと飽き性だった私は、そんな理由で記者を志望しました。実際に働いてみると最初に抱いていたイメージに近く、新たな出会いや現場にわくわくしながら働いています。
私は大学で教育学部に在籍し、入社するまで業界のことはほぼ知りませんでしたし、運転免許以外の資格は持っていません。特別な知識や資格がなくても記者になれますが、その代わりに様々な経験は武器になると思います。ぜひ学生生活を楽しみつつ、少しでも興味があることは調べたり一歩踏み出してチャレンジしてみたりすると良いと思います。
一日の流れ
10:00 県警記者クラブへ出勤。取材先や警察署に寄ってから来ることも
11:00 裁判傍聴
13:00 同僚と前橋市内でランチへ。コンビニで済ませる日も
14:00 警察から逮捕などの広報が出たら関係先に取材
15:00 原稿執筆
17:00 コロナの影響を取材。街中で通行人に突撃取材することも
19:00 夜回りや署回りで警察官から事件の話しを聞く
20:00 取材メモをまとめたり、翌日の取材準備