仕事について
編集局 写真映像部
大橋 周平
2011年度入社
経歴
2011.4~2012.2 編集局ローテーション(報道部社会担当、地方部前橋支局、運動部)
2012.3~2013.2 編集局編集部
2013.3~2016.2 編集局文化生活部「週刊風っ子」担当
2016.3~現在 編集局写真映像部
編集局 写真映像部
新聞掲載用の写真撮影をするカメラマンが所属する部署です。撮影対象は“世の中のことすべて”。桜並木の名所を芸術的に表現したり、事件や災害現場にいち早く駆けつけてスクープを狙います。群馬県関係のスポーツ選手や有名人の活躍を追って、全国各地へ出張することもあります。
撮影手法もさまざまで、サッカー場でバズーカのような巨大レンズを担いだり、広大な湿原でドローンを操作したりします。
部署の名に「映像」とあるように、動画撮影も担当します。新聞紙面と連動させるARやYouTubeのために撮影し、編集も行っています。
現在どんな仕事を担当していますか?
連載企画の準備をしています。連載では東京オリンピック・パラリンピック後の、群馬県内にあるスポーツの現場を追いたいと考えています。「注目され何が変わったのか?」「改めて見えた競技の魅力とは?」などということを、写真と文章で表現する想定です。先輩のカメラマンや記者と相談しながら、被写体や撮影方法を選定していきます。
こういった、自分の興味関心のある取材を進めながら、群馬県で起こるあらゆることに対応していきます。
仕事のやりがいや面白さについて教えてください。
自分が取材した記事や写真によって、読者が行動を起こしてくれた時に喜びを感じました。
盲導犬のチャリティーTシャツを作った女性を取材し、記事・写真・動画を上毛新聞紙面やインターネット上に掲載した時のこと。掲載後、読者から注文の連絡が相次ぎ、追加生産をするほどになったことがありました。
「上毛新聞の反響すごいです!素敵な写真が掲載されて嬉しい」と取材相手の女性は声を弾ませて電話をかけてくれました。今でもこのことがとても励みになっています。
仕事をしていくうえで大変なこと、苦労したことなど教えてください。
台風災害の取材をしたときは、精神的・体力的に大変でした。
群馬県内全域を強力な台風が襲ったある日。午前中に「土砂崩れによる通行止めがあった」と連絡があり、前橋市の本社から車で1時間半ほどかかる山間部の地域へ取材に向かいました。日が暮れるにつれて雨風は強まり、被害はさらに甚大に。避難所が設置されるほどになり、土砂崩れで倒壊した家屋もありました。私は現場で夜を明かし、朝を迎えた避難所、復旧に励む住民を取材し、本社へ戻りました。
当日この地域で取材ができたのは、上毛新聞だけでした。これは群馬県内で最も多い記者・カメラマンが所属する上毛新聞社だからこそ、できたことだと思っています。正確かつ細やかな情報を届けられるよう、力を尽くしています。
学生のみなさんへメッセージをお願いします。
「一眼レフカメラなんて使ったことない…」「文章を書くなんて一番ニガテだし…」なんて人も安心してください、私がそうでした(笑)。入社したら仕事のことを教えてくれる先輩が沢山います。いろんなことを経験させてもらえる環境があります。
少しでも興味が湧いたら一緒に働きましょう!!「毎日違う場所に行きたい」「人の話を聞くのが好き」「スポーツの現場に興味がある」「使命感を持って働きたい」「とにかく群馬が好き!」などなど、どんな理由でも良いと思います。上毛新聞なら、あなたの興味が生かせるかもしれません!!
一日の流れ
取材内容によってさまざま。見頃を迎えた花畑を取材した日の場合―
10:00 現場到着し取材開始。撮影方法やアングルを選定
10:30 写真撮影や動画撮影
11:30 取材を終え、取材場所近くの美味しいランチを探す(お世話になった取材先の人に聞いたり、スマホを駆使したりする。記者と同行だとより楽しい)
12:00 評判の定食屋でランチ
14:00 帰社。写真の選定や記事の執筆(休憩は自由に。休憩時は、部署の仲間と話したり、おやつを食べたり※当日の紙面構成を決める夕方の会議には間に合うように!!)
15:30 動画編集(休憩を挟みつつ)
17:30 公式インスタグラムの更新
18:00 明日以降の予定を確認
18:30 片付け・帰社