「令和」発表で『万葉集』書籍が緊急重版 出版業界に早くも“特需”
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 1日、平成に代わる新たな元号として「令和(れいわ)」が発表された。これにより、出典となった日本最古の歌集「万葉集」に急きょ注目が集まっている。ネット通販では万葉集の関連書籍が相次いで在庫切れ、緊急重版を決定する出版社もあり早くも出版業界が“特需”に沸いているようだ。

【画像】重版が決まった角川ソフィア文庫の『万葉集』関連書籍

 「令和」の出典について菅義偉官房長官は、日本最古の歌集「万葉集」より梅の花の歌、三十二首の序文「初春の令月にして気淑(よ)く風和(やわら)ぎ 梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披(ひら)き 蘭は珮後(はいご)の香を薫(かお)らす」によるものであると解説。元号の典拠はこれまでほとんどが中国の古典によるものだったが、今回初めて日本の古典から引用されたとも説明した。

 KADOKAWAは同日、角川書店 編『万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』(角川ソフィア文庫)および、新元号の典拠となる巻五梅花の歌32首「序」が掲載されている伊藤博 訳注『万葉集 一 現代語訳付』第一巻の2作、計1万6000部を緊急重版すると発表。「新元号の発表直後から両書籍ともに書店注文が相次ぎ、 ネット書店でも売り切れが続出。これに対応するため、各8000部の重版を決定し、追加の重版も検討中です」とコメントしている。

 

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