『リラックマとカオルさん』ができるまで 監督・脚本家が舞台裏語る
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 Netflixで独占配信中のオリジナルシリーズ『リラックマとカオルさん』。小林雅仁監督と脚本を担当した荻上直子氏が制作の裏側を語るメイキング映像が公開された。

【動画】『リラックマとカオルさん』ができるまで

 同シリーズは、都内の小さな商社で働く、ちょっとトボけたアラサー女性のカオルさん(CV:多部未華子)と、いつの間にか住みついたリラックマたちが過ごす色とりどりの12ヶ月の物語。

 本作について「カオルさんとリラックマたちが、毎日なんてことのない日常を過ごす1年間を描いたお話で、普通の人が実は毎日ドキドキモヤモヤしながら、いろんな感情を動かして暮らしているお話なので、世界中の皆さんに見てほしいなと思っています」と小林監督。

 制作を手掛けたのは、世界最高水準のストップモーションアニメスタジオ・ドワーフで、制作期間は約2年、撮影期間は約7ヶ月、カット数は22万コマ。あまりのコマ数の多さに小林監督は「多いですね」と笑顔で撮影を振り返った。

 一人のアニメーターが、1日に作り出せるシーンは5〜10秒で、人形などをミリ単位で動かしては撮影するという途方もない作業を繰り返して出来上がっている。
また「観た人が本当にそこに(リラックマたちが)住んでいるのでは? と思ってほしい」という気持ちから、セットのディテールまでこだわり、太陽の角度や光の作り方には特に気をつかったという。

 メイキング映像内でも、スタジオに作られたカオルさんとリラックマたちが暮らすアパートや桜並木、夏祭りの夜店など細部にまでこだわりを見せ、ホンモノと見間違うほどのクオリティとなっている。

 荻上氏は「想像力をはるか宇宙に飛ばして、雪だるまが一緒にダンスしたりするなどストップモーションアニメならではのことができたかなと思います」と普段実写ではやれないことにチャレンジした。小林監督は「脚本を読んだ時点でカット割りのイメージができて、非常に作りやすかったです」とその脚本を絶賛。

 カオルさんのキャラクター設定に関して荻上は「どこにでもいるOLさんを意識して書きました。日常でつまずいたり、嫌な目にあったり、でもそれ以上に小さな喜びがあったり。私自身ずっと働いてきて、ふと気づいたら置いてきぼり感があったりして。そんな時に少しでもこの作品でほっとすることで、ほかの人に優しくできたりするといいなと。自分自身にもリラックスしろよ、という気持ちで作りました」と思いを込めた。

 小林監督も「気楽にお団子食べながら見ていただけるとうれしいな」と、リラックマの大好物を食べながらリラックスして楽しんでほしいと語っていた。

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