工藤静香「恋一夜」、平成“最初”のNo.1ソング 「平成は振り返ることも忘れ無我夢中で走った」【オリコンランキング】
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 平成最後のNo.1シングルは、人気グループ・ジャニーズWESTの「アメノチハレ」が獲得した。では、平成最初のシングルではどの作品だったのだろうか。平成最初のオリコン週間ランキングは1989(平成元年)/1/23付(集計期間:1989年1月9日~1月15日)。この週に1位を獲得したのは、工藤静香が前年末に発表した「恋一夜」で、週間売上6.8万枚を記録した。本作は1988年12月28日に発売され、発売初週の1989/1/16付週間シングルランキング(※1)で22.5万枚を売り上げ2位に初登場。3週目(※2)となる1/23付で初の1位を獲得し、その翌週の1/30付と合わせ2週連続の1位となった。

【ジャケット写真】「恋一夜」発売当時18歳の工藤静香

 また、「恋一夜」はその後も高いセールスを続け、3/20付まで11週連続TOP10入りを記録し、同年の年間シングルランキングでは、期間内売上60.7万枚で6位にランクイン。なおこの年は、「嵐の素顔」の8位、「黄砂に吹かれて」の9位と合わせ合計3作を同時TOP10入りさせている。

 「恋一夜」は、工藤静香の6作目となるシングルで、松井五郎が作詞を、後藤次利が作曲・編曲を担当。愛する人への激しく強い情愛をストレートに歌い上げた作品で、Aメロ、Bメロ、サビと進むにつれサウンドや歌詞の世界観が深みを増していくドラマティックな展開の楽曲を、工藤は持ち前の歌唱力と表現力で歌い上げ、大きなヒットとなった。発売当時、『オリコン・ウィークリー』(1988/12/26号)のインタビューで工藤は、この作品には振り付けが一切ないことを明かし、「あとはもう私がどれだけ歌ってみんなに感じとってもらえるかというハートの問題」と語っていた。

 平成を振り返り工藤は、「私にとって「平成」は、振り返ることも忘れ無我夢中で走った、とてもドラマティックな元号だったと実感しています。これからの「令和」は“新しく何かを成す”というよりは、次の世代が新しい時代を築くのを見守る側だと思います。勿論、「令和」でも仕事をさせて頂きますが、生き抜いて自分が作り上げた「平成」とは異なり、「令和」は新しい時代に期待したいです」とコメントしている。

 なお、工藤静香は6月12日に初の洋楽カバーアルバム『Deep Breath』を発売。翌6月13日からは全国ツアー『工藤静香Acoustic Live Tour 2019 POP IN 私とピアノ~Deep Breath~』を東京・たましんRISURUホールよりスタートする。

◆工藤静香より喜びのコメント

――「平成最初のシングルランキング」となる1989/1/23付シングルランキング1位が「恋一夜」です。当時1位を獲得されたときのお気持ちはいかがでしたか。
【工藤静香】 当時、1位を獲得したときの気持ちというよりも、平成最初のシングルランキング1位が「恋一夜」だった事実に驚いています。この曲で1位を獲得した記憶はありましたが、どの曲で平成の最初に1位を取っていたかは覚えていなかったです。

――初めて「恋一夜」を聴いたときの感想をお聞かせください。またレコーディングなど本作についての思い出やエピソードなどありましたら併せてお聞かせください。
【工藤】 この曲を初めて聴いたときに、とても大好きで、私の曲のなかでも大切な曲になると感じました。テレビで歌唱するときに、曲の素晴らしさをしっかり紹介したい!、ちゃんと聴いてもらいたい!、そして上手く歌いたい!と思う気持ちが強すぎて、初めてお腹に緊張の塊のような“丸いもの”を感じた曲でもあります。今でも「恋一夜」を歌うときに、お腹に手を当てていることが多いのですが、それは歌っていると緊張でその“丸いもの”がどんどん上に上がってきて、声が出なくなってしまう気がするんです。“丸いもの”を下げるために必死にお腹を押さえて歌っています(笑)。

――いよいよ「平成」が終わります。振り返ってみていかがでしょうか? また、新たに始まる「令和」に対する想いや望むことなどお聞かせください。
【工藤】 私にとって「平成」は、振り返ることも忘れ無我夢中で走った、とてもドラマティックな元号だったと実感しています。これからの「令和」は“新しく何かを成す”というよりは、次の世代が新しい時代を築くのを見守る側だと思います。勿論、「令和」でも仕事をさせて頂きますが、生き抜いて自分が作り上げた「平成」とは異なり、「令和」は新しい時代に期待したいです。

――6月に最新アルバム発売、全国ツアーがスタートします。アルバムの聴きどころ、ツアーへの意気込みをお教えください。
【工藤】 全国ツアーは、ピアノ演奏のみのアコースティックツアーとなりますが、皆さんに楽しんで頂けるよう、昔の定番の曲から、アルバムの懐かしい曲までご用意しています。新しいアルバムからも少し紹介していきますので楽しみにしていてください。6月12日に発売する最新アルバム『Deep Breath』は、日々忙しく過ごしていると深く息をする事を忘れてしまうことがあると思います。このアルバムをかけて、1曲の間だけでもいいので深く息をしながら聴いて頂けたら、特にスローな歌を聴きながら、”鼻から吸って口から出す”、タイトル通り、深く呼吸をする事でリラックスやリセットをしてほしい、そんな願いを込めて作ったアルバムです。

(※1)2010年まで、年末年始は2週合算のため1989/1/16付の集計期間は「1988年12月26日~1989年1月8日」の2週分。
(※2)ただし1989/1/16付の登場週数は「2週」とカウントするため、1/23付は登場3週目となる。

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