落語家・山遊亭金太郎さん死去 64歳 急性骨髄性白血病のため
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 落語家の山遊亭金太郎さん(本名:佐藤敏弘)が17日午後9時45分、急性骨髄性白血病のため、都内の病院で死去した。64歳だった。18日に落語芸術協会が書面を通じて報告した。

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 落語芸術協会は「昨年8月骨髄異形性症候群病を患い以来闘病中でしたが、本年2月親族からの骨髄移植を受け、病院内で患者向けに落語会を開くなど順調に回復したのですが、6月急性骨髄性白血病を発症。このたび帰らぬ人となりました」と説明し「これからの円熟期を前にした訃報が悔やまれてなりません」と伝えている。

 山遊亭金太郎さんは、山形県小国町出身。1978年2月に故桂小南に入門「桂南てん」、84年9月にニツ目昇進「山遊亭金太郎」、91年10月に真打昇進。得意演目は「ねずみ穴」「百年目」「柴舟」「阿武松」「禁酒番屋」「ちりとてちん」などで、余芸として百面相など得意としてた。

 陸上自衛隊除隊後、東京で上方噺に取り組み「小南落語」として知られる二代自桂小南に入門、稽古(けいこ)の鬼と称される師匠のもとで修業を重ね、真打昇進の際、師匠の前名である「山遊亭金太郎」を襲名。以降小南落語の継承の要となった。

 明るい口跡で幅広い演目を口演する同協会で欠かすことのできないベテラン演者で、先輩・後輩からも愛され、慕われ、役員として協会のまとめ役にも尽力したという金太郎さん。2015年より公益社団法人落語芸術協会 監事就任。今年6月に理事に就任した。

 金太郎さん最後の高座は、今年7月8日、入院先の筑波大学付属病院内で医療関係者や入院患者向けに開催した落語会となり、演目「ぜんざい公社」。

 「お別れの夕べ」(通夜)は24日午後6時から、葬儀・告別式は25日午前10時30分から千葉・アピコセレモアで執り行われる。喪主は妻の佐藤きよ子さん。

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