『問わず語りの松之丞』イベントレポート “TBS朝の顔”志らくが松之丞とトークと芸で熱い火花
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 講談師の神田松之丞がパーソナリティーを務めるTBSラジオ『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金曜 後9:30)の番組イベント『問わず語りの松之丞 presents まっちゃんまつり 2019』が14日、東京・有楽町のよみうりホールで行われた。大盛況のうちに終わった昼の部に続いて行われた夜の部には、番組でも度々話題に上がる落語家・立川志らくが満を持して登場した。

【写真】迫真の「芝浜」を披露した立川志らく

 冒頭のナレーションで、松之丞が「志らく師匠はあんまりこういう会に出ていただけないようなのですが、僕のうしろに高田(文夫)先生がいるからでしょうか」と笑い声で先制攻撃。志らくは「松之丞と話をするのは面白い」と出演にいたった経緯を明かしながら、一部で“ツイッター芸人”と言われていることに対しては「評価は自分でするものではないので」と淡々と語った。

 9月30日からはTBS系の情報番組『グッとラック!』でMCを務めている志らくだが「お昼にやっている『ひるおび!』もそうですけど、ずっと着物で出ているので、落語に意識が向いていない人が毎日見ることで、意識が向くんじゃないか」と前向きにコメント。テレビなどへの露出も増えたことから、自身の高座でも“マス”を相手にすることが多くなったといい、松之丞から「常連と新規を両方満足させようと思って、やっていますか?」と聞かれると「そこが戦いで、常連から『芸が落ちたな』って絶対言わせないためにやっているつもり」と言葉に力を込めた。

 ツイッターで、著名人などと激しい応酬をしている志らくだが「あれはみっともなくて、野暮ですよ。粋に返すのがいいんでしょうけど、粋に返すっていうことが粋じゃないっていうこともあって。野暮も突き通せば粋になっていく」と持論を展開。『グッとラック!』の現状については「この間は視聴率が1.9とかって、そのうち測定不能で『※』になってしまうんじゃないか」と嘆きながら「数字はいきなり上がるわけじゃないし、気にならない。私が(前身番組である『ビビット』を担当していた)国分太一より数字持っているわけないもん」と率直な思いを吐露した。

 ここからは、松之丞と志らくの応酬がさらに激しくなっていく。志らくが、松之丞の評価をする中で「講談をわかりやすく伝えた救世主ですよ。ただ、どうして講談の世界をぶった斬らないのか?」と投げかけると、松之丞は「講談界が瀕死の状態なので、攻撃するよりも一緒になって頑張りたい」とコメント。志らくが松之丞へのアドバイスとして「どれだけ世間に迎合できるか。私は(立川)志の輔兄さんから教わりました」との言葉を贈ると、松之丞が「でも(立川)談志師匠は最後まで尖っていましたよね」と直球で質問。志らくは「談志は存在そのものがメディアだから」としながら、ロマン優光氏からコラムで「談志になりたい病」と称されたことについて「談志になりたい病ですよ。談志を出そうとしている時期ですけど、談志は超えることはできない」と熱弁をふるった。

 白熱したトークが終わった後、高座に上がった志らくは「芝浜」で会場を世界に引き込み、続く松之丞も「慶安太平記~宇津ノ谷峠」を熱演し、互いのフィールドでも熱い火花を散らしてイベントが終了した。

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