池上彰“新型コロナ”東京五輪の影響は「楽観しています」
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 ジャーナリストの池上彰が先日、23日にテレビ朝日系で放送される日本の先端技術を語り尽くすニュースバラエティー番組『池上彰が語る!東京2020 おもてなしの国ニッポンの技術』(後1:55~3:20)の囲み取材に出席した。

【写真】意外と小柄?池上彰と横に並んで笑顔の吉田沙保里

 戦後復興の総決算となった1964年の東京オリンピックでは、首都高速道路の整備、東海道新幹線の開通…さまざまな技術が登場し、日本の未来を劇的に変えてきた。それから56年、2020年の今大会も「ニッポンの技術」がオリンピック・パラリンピックを支えていることから番組を企画。「AIを使った顔認証システム」「自動運転車」「ゲリラ豪雨事前予測技術」など、日本の技術を「安全」「観光」「天気」という身近なテーマに分類して池上氏が徹底解説していく。

 安全パートでは、新型コロナウィルスについても取り上げる。「オリンピックに影響が出るのか?」と質問が飛ぶと池上は「今、中国では死者数よりも、感染者数が増えています。つまり、これまで感染者数が把握できていなかったので、致死率はどんどん下がっていきます。一般の風邪なみに下がるという専門家の見方もあります。コロナウィルスによる風邪は毎年、流行ってはいます」とし「新型については、まだ適切な治療法がなく、未知で不安になっていますが、いずれコロナウィルスを恐れることはなくなると思います。ウィルスは湿気や暑さに弱いので、これからジメジメしてくると活動は弱くなってくる。ということで、個人的には楽観しています」と持論を展開した。

 収録を終えて東京オリンピックについては「1964年の東京オリンピックで何が変わったがわかっていただけると思います。昔から、日本人はモラルがあるとかゴミをちゃんと片付けるかとか思われていますが、違うんですよね。東京オリンピックをきっかけに全てが変わったんです。そういう意味では、今回のオリンピックをきっかけに、『ああ、日本がこんなに良くなった』なんて言われたいですね」としみじみ。

 自身にとっては2度目の東京オリンピックとなるそうで「前回は貧しかった国が、東京オリンピックで技術を生かして国自体が変わりましたが、今回も技術を通して国が変わっていくと思われますか」と聞かれると「そうですね。今回は技術に焦点を当てましたが、それはハードの面ですね。技術だけではないソフトの面で、先進国らしいおもてなしができるか、競技運営ができるかが問われていくと思います」と説明。

 続けて「貧しかった国がオリンピックを通じて発展するには東京がそうでしたし、ソウルオリンピック、北京オリンピックもそう。対して、ロンドンオリンピックでは『さすが先進国のイギリスならでは』という部分があったんで、東京オリンピックでも『先進国ニッポンならでは』というものを見せたいですよね」。続けて「今、気候変動、温暖化が問題になっていますが、東京でも競技場で冷たい空気を噴き出したり、暑い夏だからこその対応を見せようとしていますよね。そういう部分も世界の人に知ってほしいですよね」と期待した。

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