『キングダム』地上波初放送 山崎賢人、逆風もはねのけた“信”の凄み
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 俳優・山崎賢人が主演を務め、昨年公開された実写邦画では1位となる興行収入57.3億円を記録した『キングダム』。この人気作品が29日、日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』(毎週金曜 後9:00)にて本編ノーカットで地上波初放送されるのを前に、山崎演じる主人公・信の魅力に迫る。

【写真】『キングダム』場面カット集

 山崎といえば『オオカミ少女と黒王子』『四月は君の嘘』『斉木楠雄のΨ難』『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』など、人気漫画を原作とした実写映画に多数出演。本作のプロデューサー・松橋真三氏は、ORICON NEWSの取材で原作ファンをメインターゲットにしたマーケティング調査を徹底的にして、主人公・信役は、山崎への支持が一番多かったことを明かした。これは、確かなキャリアを積み上げてきた、山崎の努力の結果とも言える。

 信は“天下の大将軍”を目指すも戦争孤児で下僕だった少年。短期な面もあるが、自分がやるべきことをしっかりと見据え、豪快で実直。自分より強い相手と対戦するときも、後ろに下がることなく迫る、まさに王道の主人公だ。

 信について山崎自身は「無限の可能性がある真っ直ぐな少年」といい「奴隷の少年なので、体が細く見えるように食事制限をして、アクションもしてだんだん痩せていきました」と昨年のイベントで語ったように、体が小さく見えるように役作りをしたという。メガホンをとった佐藤信介監督も「非常にスマートで熱量が高い方だったので、『ああでもない、こうでもない』と結構話し合って作った。まるで昔からこういう役をやっていたのではと感じるくらい、すごく馴染んでいたと思います」と信になりきっていたと絶賛の言葉を送っていた。

 『キングダム』のキャストが発表された2018年10月9日、SNS上では山崎の起用に懐疑的な声もあったのは事実。それでも松橋氏は「大局的にみると山崎さんは信にふさわしいという意見が一番多かったんです。一つには原作10周年記念の動画で彼が信を演じたという事実もあったと思いますが、山崎さんへの期待は大きかったんです」と自信を持って山崎を抜てきしたと話していた。

 そして、昨年4月19日に公開を迎えると、山崎に対する風向きも一気に変わった。前述の役作りだけでなく、格上である左慈(坂口拓)とのアクションシーンにも称賛の声が上がった。

 原作は、コミックス57巻までの累計発行部数が6400万部を突破。映画では、エイ政(吉沢亮)が王都を奪還するまでが描かれた5巻までを映像化している。今後、信は百人将から駆け上がり、着実に“天下の大将軍”に近づいていく。信の始まりを説得力のある芝居で再現した山崎の表現力にも注目しながら、オンエアを楽しみに待ちたい。

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