『家政夫のミタゾノ』ビデオ通話の映像だけでも“らしさ”出す
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 松岡昌宏主演のテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『家政夫のミタゾノ』(毎週金曜 後11:15※一部地域で放送時間が異なる)で、番組史上初となるビデオ通話映像だけで60分の新作『特別編~今だから、新作つくらせて頂きました〜』が放送された。

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 今回は、『むすび家政婦紹介所』の家政婦(&家政夫)たちのミーティングもビデオ通話、依頼人の夫である柴田明彦(音尾琢真)とミタゾノさんこと三田園薫(松岡)のやり取りもビデオ通話。出演者同士が顔を合わせない“ビデオ通話のみの撮影”に挑み、すべてがひとつの画面の中で進行した。

 一方で、野菜を長持ちさせる方法や即席お好み焼きソースの作り方など、恒例の家事テクニックも健在で、「心をえぐるようなラスト」も含め、『家政夫のミタゾノ』らしさがいつも以上に、随所に散りばめられていた。

 外出自粛期間にも関わらず、やむを得ず大阪へ出張することになった明彦。出張先からビデオ通話アプリで妻の真理子(奥菜恵)と会話をし、その通話を終えると…そこは愛人である吉野美玖(筧美和子)の部屋だった。明彦は3日間の出張と偽り、美玖との逢瀬を楽しもうとしていたのだ。

 そんな明彦の留守宅に、『むすび家政婦紹介所』の特別サービスとして1日分のおかずを作り、真理子に届けることになった三田園。さっそく自宅を訪問するも、ステイホームしているはずの真理子の姿がない。明彦に電話をかけ、そのことを伝えた三田園は、なぜか開いたままになっていた窓から侵入して様子を見て欲しいと頼まれ、部屋の中へ。すると、そこには干されていない洗濯物と、作りかけのサラダの具材が放置されていた…。真理子は家出をしてしまったのか、それとも…。

 “掃除”という名目で家の中を探った三田園から「奥様は失踪したのでは…」と告げられた明彦。「この自粛期間中、夫婦間のトラブルが急増している」と脅かされ、自分に疑いの目が向くことを恐れるが、メッセージアプリの履歴には真理子との不仲を示唆するやりとりや、美玖との不倫の証拠になるようなやりとりが多数残されていて…。やがて、自粛期間中に“ステイホームしなかった”明彦は、「これこそ『家政夫のミタゾノ』」というべき「心をえぐるようなラスト」を迎える。

 小峯裕之氏による脚本は、この自粛期間に練り上げただけあって、WEB会議システムを使ったミーティングや飲み会、バーチャル背景画像といった世相をこれでもかと反映。ビデオ通話の画面だけでも、登場人物が多かったせいか、単調にならず。映像協力として、平野レミと「エガちゃんねる」も登場して、華を添えた。夫の愛人の家のベッドの下を覗いたら、包丁を手にした妻が潜んでいた、という究極のホラーシーンで視聴者を震撼させる場面も。演出は、宝来忠昭氏が担当した。

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