西川きよし、NGKに観客戻り感慨「笑いは大いなる福祉」 さらに舞台欲が高まる
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 お笑い芸人の西川きよし(73)が環境省の『みんなで減らそう レジ袋チャレンジ』の発足式に参加。小泉進次郎環境相からプラごみゼロアンバサダーに任命された。また、先月19日から吉本興業は観客を入れた稼働を再開させた。笑いが戻った劇場に、きよしは「早く舞台に立ちたい」と爆笑への欲求が高まったことを明かした。

【写真】「小さなことからコツコツと」を全力披露する西川きよし

 新型コロナウイルスの影響で“笑いの殿堂”ともよばれる大阪・なんばの象徴・なんばグランド花月(NGK)は3月2日から客入れを止めていたが、先月19日に再開。4日からはコンビ間のアクリル板を撤廃し、客数も112席から404席まで増やした(本来の満席は858席)。きよしは先月19日に舞台に上がった。感想を問うと「我々は芸人。3月から出てないわけです。もう3ヶ月。もっと舞台に出たいと思うようになりましたね」と感慨深げ。

 「最初は吉本新喜劇の通行人Aからスタートして、(横山)やすしさんに誘っていただいて漫才を始めた。舞台に立たせて57年になる」と、1963年に初めて立った劇場との関係を振り返る。そして全国津々浦々の劇場を訪れるが、開演前に1番後ろの客席から、どう見えるのかを確認するのがルーティーンと明かす。「小さく見えるけど、必ず話をしてるときに上を向くようにしてます」とポリシーを語りながら「舞台の上から、お客様の顔が見える。あの喜びは何に例えたらいいんでしょうかね…。笑いの世界も社会復帰した。板の上に上がったことのある人でないと、わからないと思いますけどね…」としみじみ。

 57年というきよしでも3ヶ月ぶりの舞台は「微妙に緊張しましたね」と苦笑い。それでも心を込めての舞台は変わらない。「心の中で、お一人お一人にあいさつしました。終わった後にインタビューを受けてるお客様がいらっしゃった。泣いてましたね。『久しぶりに花月に来て笑い泣きしました』と本当に涙を浮かべていらっしゃった。うれしかったですね。なお一層、謙虚に初心を忘れずに。早く舞台に立ちたいですね」と話し、舞台への欲求が高まったことを熱弁した。

 「満席になった客席からドーンと返ってくるのは、なんとも言えないんですよ…。それがあるから芸人は舞台に出たいんです」と得も言えぬ表情に。「日々の暮らしに笑いがあると、病気の抑止力になるという結果もあるんです。笑いは大いなる福祉でもある」。きよしの言葉には劇場に笑いが戻った充実感がにじんでいた。

 『みんなで減らそう レジ袋チャレンジ』は7月から開始されたレジ袋有料化のキャンペーン。きよしは、さかなクン、トラウデン直美とプラごみゼロアンバサダーに任命され、CMが公開された。任命式で大阪湾に沈むレジ袋が300万枚と知った、きよしは「僕は大阪湾に行って、そんなことしたことないんですけどね。そんなにあるとは…。びっくりしました。みんなで協力して頑張らないと。海も山も川に返して、後の方に継承しないと。我々も、そうしてもらったんだから」と力説。

 以前自身がグッズとして作った日本手ぬぐいを利用し、エコバックを家族で自作。もちろん座右の銘である「小さなことからコツコツと」という文字が入っている。「レジ袋が大変な問題になっている。我々は使い捨て文化にどっぷりつかっている。その文化に、お別れを」と呼びかけた。

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