足かけ12年シェイクスピア歴史劇シリーズ完結 岡本健一&浦井健治&中嶋朋子が感慨「集大成になっています」
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 俳優の岡本健一、浦井健治、女優の中嶋朋子が1日、都内で行われた新国立劇場演劇公演『リチャード二世』囲み取材に出席。2009年の『ヘンリー六世』を皮切りに、足かけ12年におよぶ、シェイクスピア歴史劇上演シリーズが今作をもって終了することを受けて、これまでの思いを語った。

【ソロショット】岡本健一らが出席した囲み取材の模様

 2009年10月に開幕した『ヘンリー六世』三部作から始まる歴史劇シリーズは、12年『リチャード三世』、16年『ヘンリー四世』、18年『ヘンリー五世』まで、同一の役を同じ俳優が通して担当。スタッフも同じメンバーで上演されるなど、演劇界の大きな話題となった。

 こうした経緯を踏まえて、岡本は「最終章にして最初の物語。12年かけて、あしたの本番に挑むというくらいの集大成になっています。シェイクスピアという人の書く物語が、人の心の動き、権力、愛と生と死がとてもうまく書かれているので、ぜひ劇場で見ていただけたら」とアピール。浦井は「たくさんの人の人生、思いが未来へつながりますようにという願いを込めて12年間やってきたんじゃないかな」と思いを馳せ、中嶋も「こういう時期にお客さまの前で演じられることを幸せに思います。ひとつになって、すばらしい空間になれば」と言葉に力を込めた。

 チームとしての結束力も相当なものとなっており、岡本が「作品ごとに命がけで取り組んでやっている姿をみんな共有しているので、リスペクトがありますし、信頼関係があります」と力説。中嶋も「不思議なもので、12年一緒にやっているからこそ『あの時のあれ、お前のせいだったんだね』っていう(答え合わせができること)がすごくおかしくて(笑)。親せきの集まりじゃないですけど、それは長年積み上げてきたものは本当に尊いですね」と声を弾ませた。

 今回は、コロナ禍での舞台となるが、浦井は「すべての生命を開花させて、エネルギッシュにみんなで生きていこうという気持ちで臨みたいです。渦がまいている演劇空間を体験していただくような感じと言いますか…。役者としては、1回1回かなりシビアになると感じています。ステージだだっ広いので、いかに集中して…。(同シリーズに出演していた)中嶋しゅうさんがおっしゃっていたことですが『フックを誰にかけるのか?』を工夫して、みんなでエネルギーを回していけたら」と語っていた。

 囲み取材にはそのほか、演出の鵜山仁氏も出席。同作は、2日から25日まで上演される。

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