1/1スケール“実物大”18メートルの動くガンダム公開 発進演出は約8分
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 人気アニメシリーズ『機動戦士ガンダム』の40周年プロジェクトとして始動した1/1スケールの“実物大”ガンダムを動かすプロジェクト。横浜・山下ふ頭にある、ガンダムを展示する施設『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』が30日、報道陣向けに公開された。

【動画】“実物大”ガンダムが動く

 実際に動いたガンダムは格納デッキから発進。手足だけでなく、腰の部分も稼働していた。発進の演出は約8分だった。また、格納も行われ、こちらの演出時間は約5分だった。毎時00分と30分に特別な動きをし、ライトアップも実施。シーズンの特別演出も行われる予定となっている。

 “動くガンダム”は、7月29日に頭部取り付け作業が行われ、ついに本体が完成。オープンに向けてモーション調整が行われていた。12月19日に18メートルの実物大ガンダムが一般公開される。期間は19日から2022年3月まで(メンテナンスのための休業の場合あり)。営業時間は午前10時から午後9時まで(最終入場は午後8時)。料金は大人(13歳以上)が1650円、小人(7歳以上12歳以下)が1100円、間近でガンダムを見ることができる「GUNDAM‐DOCK TOWER」の観覧料金は3300円となる。

 動く実物大ガンダムは可動フレーム(鋼鉄)と外装(カーボン樹脂)でできており、質量は約25トン。関節自由度は全24自由度となっている(ハンドを除く)。安全性も考えられており、GUNDAM‐CARRIARと呼ばれる支持台座を腰部の後方から接続。屋外環境、天災(地震、台風など)を踏まえて設計されている。オペレーターはガンダムに搭乗せず、遠隔操作で動く。

 同プロジェクトは『ガンダムGLOBAL CHALLENGE』として発足。40周年を迎える2019年に実物大の18メートルのガンダムを動かす計画で、14年にスタートし、6階建のビルに相当する大きさの人型ロボットを動かそうという、壮大なプロジェクト。18年に行われた『40周年プロジェクト』発表会では、2020年7月に横浜で実現することが発表されていた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、観客、従業員および関係者の安全確保を考慮しての判断を行い、今年5月に公開延期を発表。その後、9月に開催概要発表会が開かれ、12月19日の正式オープンが明らかとなっていた。

 同施設を運営するEvolving Gの佐々木新代表は公開に先駆け「本日、ガンダムが動きます。ぜひ、注目してください。世界的なコロナ禍の中、少しでも元気付けられれば」とメッセージを送った。

■『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』バックストーリー
「RX-78F00 GUNDAM」の誕生 U.C.(宇宙世紀 0079)、スペースコロニー「サイド7」で起動した「RX-78-2 GUNDAM」。それは、一年戦争時の地球連邦軍のパイロット「アムロ・レイ」の機体として数々の戦いをくぐり抜けて来た。そして、その機体は「ア・バオア・クー」の激戦の中で失われた、と言われている。

 その後、極東アジア地区の地球連邦軍関連施設『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』の近郊において、「RX-78」タイプと思われるパーツが大量に発見された。西暦の時代から大型貨物のターミナル港であったYOKOHAMAは、地球圏において巨大なモビルスーツ(MS)のパーツを秘密裏に輸送、保管するのに格好の地であったのかもしれない。

 しかし、今回発見された「RX-78」タイプの各部パーツについての記録は一切残されていなかった。そこで、その技術上の情報を解明するため、さまざまな領域のエンジニアたちが『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』に密かに集結。バラバラに保管されていた多数のパーツを長い時間かけて、研究・分析・再構成することになった…。

 それは、あたかも新型のGUNDAMを新たに開発していくようなプロセスであった。発見されていないパーツもいくつか存在し、ミノフスキークラフトに関する資料なども見つかってはいない。そして、約2年の研究・開発を経て、この『GUNDAM FACTORY YOKOHAMA』で、再構成されたMSの起動実験がいよいよ始まる! 研究にかかわったスタッフたちは、この機体を「RX-78F00」と呼んだ。

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