【青天を衝け】ディーン・フジオカ、再びの五代様は“ワイルド” 朝ドラに固執せず「新しいことに挑戦」
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 俳優のディーン・フジオカ(40)がこのほど、オンラインで行われた大河ドラマ『青天を衝け』(毎週日曜 後8:00 総合ほか)の合同インタビューに応じ、2015年に放送された連続テレビ小説『あさが来た』と同じく五代才助(友厚)を演じる上での思いを語った。

【動画】“ワイルド”な五代様を演じるディーン・フジオカ

 ディーン演じる五代は、薩英戦争で捕虜となるも釈放され、長年の長崎遊学から世界情勢に通じており、貿易による富国強兵を唱えて渡英。留学中にパリ万国博覧会の情報をいち早く得て、薩摩藩としての参加を実現し、幕府の威信を落とす。この時、幕府側の一員として参加していたのが栄一(吉沢亮)で、後に「西の五代、東の渋沢」と称される実業家となる。

 『あさが来た』での五代は、実業家として奮闘する主人公のあさ(波瑠)を支えたキーパーソンで、当時は“五代様”と親しまれ人気が急上昇。志半ばに早逝すると「五代ロス」と呼ばれる社会現象まで起きた。

 6年の時を経て、再び五代を演じることになったディーンは「不思議な縁を感じました。うれしかったし、こういう形で同じ偉人を演じさせていただくのは光栄なこと。お話をいただいたときは興奮しました」と迷いなく五代役を引き受けた。

 本作の脚本を担当するのは『あさが来た』と同じ大森美香氏。脚本を読んで朝ドラとのつながりがあったか問われると「朝ドラと大河ドラマをシリーズのようには考えていません。まったく違うプロジェクトですし、演じる上でも朝ドラの五代さんを踏襲して心がけているわけではありません。クランクインした初日からアプローチが違うと感じましたし、逆にフレッシュに新しいことに挑戦しているワクワク感がありました。『あのときはこうやったから』と固執しないようにしています」と話す。

 『青天を衝け』での五代の魅力については「まだ日数を重ねていませんが、ワイルドだなあと(笑)。オープニングシーンも野性味あふれるような型にはまらないキャラクターでワクワクしました。朝ドラのときはこのような演技はなかったし、ここまで解放していいんだと驚きました」と6年前の“五代様”とは違った側面も演じられる楽しさもあるという。

 「歴史の中でも『西の五代、東の渋沢』と言われ、日本の近代化を担う役割が、朝ドラのときよりも明確になっている気がします。近代化という同じビジョンを、(栄一と)違う環境で競い合い、高め合う。それが今回の五代さんが担っている役割だと思います。ここからどのような展開になっていくのか、どう味付けしていくのか自分も楽しみです」と栄一とのライバルのような関係性も今回の見どころになっていきそうだ。

 そして、ディーンにとっては本作が初の大河ドラマ出演となるが「日本で演技の仕事をやらせていただいている中で、大河ドラマは1度でいいから経験したい気持ちはありました。それが五代さんとの再会という形でかなったのは喜ばしいです」と笑顔を見せる。

 大河ドラマの現場には「労働時間がしっかり守られていますね。役者であろうとスタッフの方々であろうと、良い仕事をするための休息がスケジュールの中に踏み込まれているのは、質の高いコンテンツを作っていく中で必要なんだと。国際的スタンダードのあるべき形として、日本国内で日々の仕事をどのようにやっていけばいいのか、ひとつのお手本、参考になる現場だと思います」と良い作品を作るための指針になる場所であるとも話してくれた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事