台湾映画『返校』ゲームの世界に入り込む錯覚が起きる…コラボ映像解禁
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 2017年に発売された台湾の大ヒットホラー・ゲーム「返校 -Detention-」と、映画『返校 言葉が消えた日』(7月30日公開)の映像が溶け合い、ゲームの世界に入り込んだかのような錯覚を与えるコラボレーション映像が解禁された。

【動画】映画『返校』原作ゲームとのコラボ映像

 ジョン・スー監督が「メランコリックで美しいストーリーに強く心を動かされた」という世界で大ヒットしたゲームの印象的なシーンの合間に、ワン・ジンが演じたファン・レイシンが放課後の教室で目を覚ますシーン、そして、学校から外に出ようとしたファンと男子学生のウェイが目にした、学校と外界を遮断する想像を絶する濁流の映像(初解禁)を差し込んだもの。

 映画の製作過程では「製作チームのほぼ全員が原作ゲームに情熱を注いでおり、ゲームをプレイした後に感じた感情を再現するため懸命に取り組みました」と、監督は明かしている。ゲームと映画が何故ヒットしたのか、について「いずれも台湾人に真っ正直に語りかけてきたからであり、台湾人が経験したあの衝撃的な時代について直接語ってくれる映画を、実は私たちはずっと待っていたからではないか、と感じています」と、「歴史の教科書に短い文章が載っていただけ」という白色テロについて言及。

 「私たちがいま手にしている自由は、自然にもたらされたものではないということです。それは、より良い未来と引き換えに自分自身を犠牲にした多くの夢想家たちの苦難の上で得られたものなのです。私の役割は、原作のゲームをより広い観客へ伝えるための通訳のようなものであり、また願わくば、現在私たちが当たり前のように思っている自由を大切にしなければならない、ということを人々に想起させられるものであれば、と思っています」と、語っている。

 本作は、1962年、独裁政権のもと国民のあらゆる自由が制限されていた負の歴史をストーリーに取り入れるという大胆な発想で大ヒットとなったホラー・ゲームを基に、迫害事件の謎解きと、自由と青春を奪われた若者たちの切ないドラマを交錯させたダークミステリー。

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