映画『親愛なる君へ』モー・ズーイー、自作自演の楽曲を収録したSP動画
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 台湾のアカデミー賞と呼ばれる第57回金馬奨で最優秀主演男優賞を受賞した映画『親愛なる君へ』(公開中)の主演モー・ズーイーからスペシャルメッセージ動画が到着。場面写真も14点解禁となった。

映画『親愛なる君へ』モー・ズーイーSP動画

 老婦シウユーとその孫のヨウユー、そのふたりの面倒を見る青年ジエンイー。ただの間借り人のはずのジエンイーがふたりに尽くすのは、今は亡き同性パートナー、リーウェイの家族だからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。その死因をめぐり、ジエンイーは不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには罪を認めてしまうジエンイー。だがそれはすべて、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…。

 過去には登山でリーウェイを亡くしたことにも大きく関わり、終いには義母の殺人容疑で囚われの身となるジエンイー。ふたりの死をめぐるミステリアスで重厚なサスペンス調の展開を匂わせつつ、徐々に真実が解き明かされていき、温かな情感あふれる結末へと導く。

 モー・ズーイーは、本作でピアノ教室の先生を演じた。ピアノを弾く役は今回が初めてではなかったとのことだが、その腕はなかなかのもので、今回到着した動画を制作するきっかけも、モー・ズーイーが監督に突然「(今は亡き同性パートナーの登場人物の)リーウェイのことを考えながらこの曲を作りました」と連絡してきたことから始まっている。それを聞いた監督も「私だけが聴いたらもったいないので、皆にもシェアしようと思いました」と奮起。約2分という短さの中に、モー・ズーイー演じるジエンイーの役作りにもつながる同性パートナー・リーウェイへの思いや、モー・ズーイーの自作自演のピアノの音色、そして本編ではカットされているジエンイーとリーウェイの仲睦まじい未公開シーンも含めた愛情あふれる素材を、ショートムービーの域にまで凝縮している。

 また今回、日本語字幕入りの台湾版予告編も到着。監督は父親が日本人のハーフいうこともあり、日本語が堪能。監督自身の翻訳による日本語字幕入り予告編で、日本の配給宣伝の手は一切加えられておらず、すべて台湾で制作された予告編だ。

 監督は本作の舞台のひとつである山について「台湾人にとって山は特別なもの。本作にも山の景色が多く出てきますし、ジエンイーとリーウェイにとっては、山こそが彼らの居場所。山はすべての生き物を平等に見ています。山が彼らにとって、誰からもとがめられることのない家なのです」と語っている。

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