「母を分娩室に入れないでください…」壮絶な立ち合い出産の記録、陣痛室に響く母のイビキに「申し訳なくなりました」
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 実父母、夫など、出産の際にもっとも協力的であってほしい”家族”。緊急時だからこそトンデモない本質を見てしまった実録漫画がインスタグラムで話題に。「母を分娩室に入れないで」という漫画で、作者のえみこさん(@emiko_5050)は、出産時の実母とのトラブルを発信。陣痛に耐える病室で、椅子に座ってイビキをかきながら眠る母の姿が描かれ、「イラっとしました。(立ち会った)夫の休む場所がなく、申し訳ない気持ちでした」と当時のやるせない気持ちを明かしてくれた。投稿への反響や、実母との関係性の築き方について実践していることを聞いた。

【漫画】「分娩室から出て行って…」娘の出産に立ち会って爆音のイビキで眠り続けた…実母のトンデモエピソード

■「私が送っていくから待ってて」陣痛が来てから30分以上待たされ…

 現在はコロナ禍で立ち合い出産ができないケースも増え、様々な出産の形式があるなかで、えみこさんは「これから出産を迎える方の少しでも参考になれば」と実際のエピソードを漫画に描いて発信したという。

 漫画は陣痛が始まったえみこさんが病院に移動しようとする所から始まるが、ここで早速トラブルが起こる。病院に電話してタクシーで向かおうとするも、母にそれを報告すると「私が送っていくから待っていて」と一言。えみこさんは母が到着するまで30分以上待たされることになった。

 母と一緒に病院へ向かうことになったが「いつ帰ってくるのか分からない人を待つのってストレス溜まりますよね。お産の進みがのんびりペースだったので、良かった」と、えみこさんは当時を振り返っている。

 病院で診察が済むと、すぐ入院することに。えみこさんは、陣痛・分娩・回復まで行えるLDRという部屋で痛みに耐えていた。出産に立ち会ったのは母と夫の2人だったが、痛みを和らげるために動いていたのはえみこさんの夫のみ。お尻を押さえたり、うちわであおいだりと対応する夫に対して、母はその様子をただ座って見ているだけだった。

 極めつけには、病室でソファを陣取りイビキをかいて眠っていたというえみこさんの母。漫画には「そんな大変なときに、寝ないでよって話ですよね(泣)」「私なら痛みに任せて、出ていくまでぶち切れをかますかも」など様々な反響コメントが集まった。

■「ここ数年でやっと、母は変わらない、変えられないと思うようになりました」

「”うちのオカンそのもの”など、自分の母親にそっくり!という意見がいくつか来ていたので、驚きました。こんなアクの強い母親はウチくらいだろうと思っていましたから(汗)。自分だけじゃないんだと、少し気が楽になりました。爆音のイビキをかいたり、寝ぼけてナースコールに返事したりと、病室でのイラッとポイントは多かったですが、ソファを陣取って動かなかったのには怒りが湧きましたね。唯一サポートしてくれる夫がゆっくり休めない状況で、申し訳なくなりました」

 当時は初産だったこともあり、どこまで自分の意見を通していいのか分からず、遠慮して強く言うことができなかったというえみこさん。今だから思うこととして「出産は“産む本人のコンディションが一番”と知っていれば、色々対応が変わったかもしれない」と話す。

「今考えれば、私から言って伝わらなければ、看護師さんに退室を促してもらうよう頼むこともできたなと。娘の出産を前にして、母がここまで熟睡することも想定外でしたが(笑)。

 現在でもイラッとする母の行動はありますが、私は不快に感じたことを母に一応伝えるようになりました。そこで理解して謝ってくれればラッキー。理解してくれないとしても、母の性格は簡単には変えようがないので、私のイライラが収まるまで少しの間、距離を置くようにしています。ここ数年でやっと、母は変わらない、変えられないと思うようになりました」

 家族だからこそ如実に伝わるイライラの感情やトラブル。そんな時は距離を置くというのも、一つの方法。特に出産やその後の新生児期の育児など、協力が必要な時はなおさらだ。えみこさんは漫画の最後に「出産時の思い出は一生もの。後悔のないように」と伝えている。夫、実父母、義家族など、家族にどのようなスタンスで関わってほしいのか、事前にバースプランを綿密に立てること、希望や意見は我慢せずに伝えることは、現在においても大切なことかもしれない。

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