ジェニファー・ハドソン、アレサ・フランクリンの代表曲「Respect」を熱唱
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 アカデミー賞とグラミー賞をダブル受賞したジェニファー・ハドソンが、ソウルの女王アレサ・フランクリンの半生を演じる映画『リスペクト』(11月5日公開)より、映画のタイトルでもあるアレサの代表曲「Respect(リスペクト)」を熱唱するシーンの本編映像がWEBで解禁された。

【動画】「Respect」歌唱シーン(本編映像)

 ジェニファーが演じるアレサ・フランクリンとは、ローリング・ストーン誌が選ぶ「史上最も偉大な100人のシンガー」の1位に選ばれたほど、ソウルミュージックやポップスという音楽へ多大な影響を与えたアーティストとして必ず名前が挙がる人物だ。

 少女のころから抜群の歌唱力で天才と称され、ショービズ界の華となったアレサ。しかしその裏に隠されていたのは、尊敬する父、そして愛する夫からの束縛や裏切りだった。すべてを捨て自分の力で生きていく覚悟を決めたアレサの歌声が、世界を歓喜と興奮で包み込んでいく、その波乱万丈な人生が映画化された。

 今回の映画化にあたっては、アレサ本人が生前にジェニファーを指名し、この運命的なキャスティングが実現。『ドリームガールズ』(2006年)でジェニファーがアカデミー賞助演女優賞を受賞した直後から、長期間にわたり準備してきたプロジェクトでもある。

 解禁となった本編映像は、1968年にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたライブでの「Respect」歌唱シーン。ジェニファーのパワフルな歌声とパフォーマンスに胸躍る映像となっている。当時を完璧に再現したアレサの衣装やヘアメイクのディティールにも注目してほしい。

 数多くあるアレサの代表曲の1つである「Respect」は、1967年リリース。アルバム『 I Never Loved a Man the Way I Love You』に収録された。亭主に対し「家庭を守る私に敬意を払って!」と歌い、女性に対する“リスペクト”を求める曲として世界に広く知られているが、実は既存曲のカバーであることは知らない人も多い。

 オリジナルは「アメリカを代表する天才ソウル・シンガー」と言われた黒人男性歌手オーティス・レディングの曲で、汗水流して労働し帰宅した男が妻に対して「家では敬意を払ってくれ」と懇願する内容の歌詞だった。

 それをアレサが大胆に女性視点でアレンジ。今日まで歌い継がれるフェミニズムの象徴的な応援歌となっている。当時、全米チャートではR&B/ポップともに1位、初のグラミー賞受賞曲にもなり、オーティス本人も「あの娘に曲を奪われたよ」と舌を巻くほどの大ヒットとなった。ちなみに映画『ブルース・ブラザーズ2000』(1998年)にアレサが出演した際にはリメイク版を披露。さらに、先月発表されたばかりのローリング・ストーン誌が選ぶ「歴代最高の500曲」では、ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ニルヴァーナ、ボブ・ディランらの名曲をおさえて「Respect」が第1位に輝いた。

 実生活では夫テッドの束縛に耐えながら、ステージ上ではそんな悩みも吹き飛ばし、歌詞のとおり自由を歌うアレサ。本編ではこの「Respect」誕生シーンも描かれており、さらにこの彼女のパフォーマンスで胸を熱くさせる展開となっている。劇場の大きなスクリーンと優れた音響設備で、アレサの名曲を見事にカバーしたジェニファーのこん身のパフォーマンスを受け止めたい。

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