世界中で大ブーム!『イカゲーム』韓国での人気ぶり・話題を徹底リサーチ!【ハングクTIMES】
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 K-POP、ドラマ、映画などさまざまエンタメコンテンツが盛り上がり、まさに時代は“第4次韓国ブーム”。現地の最新トレンドや話題のドラマ・俳優、グルメ・ファッション・コスメなど…“今”気になる韓国情報をお届けします!

【写真特集】SNSフォロワーが急増!『イカゲーム』出演の俳優たち

 2021年9月17日に全9話で公開された『イカゲーム』は、賞金456億ウォンがかかった謎のサバイバルに参加した人々が最後の勝者になるために、命がけで極限のゲームに挑戦する話を描いたNetflixオリジナルシリーズ。

 韓国で1位になったのはもちろん、韓国コンテンツ初のアメリカNetflix「今日のTOP10」で1位、ワールドランキングでも世界的な記録を更新し、約90ヶ国で1位を獲得。また、1億1100万Netflix購読世帯が視聴したと発表されたばかりと、とにかく話題に事欠きません。

 今回は、私が韓国に暮らしていて実際に見えてきた国内での人気ぶりや、話題になっていることついてご紹介していきます。

■出演者たちのSNSフォロワーが激増中!

 出演者たちは、のきなみSNSのフォロワー数がとんでもなく激増。その数字を見るだけで、本作がどれほど世界で話題になっているのかを実感することができます(※数字は10月15日現在)。

 韓国のトップモデルで、セビョク役を演じたチョン・ホヨンの40万人台だったSNSフォロワーは、2020万人と恐ろしいほどフォロワー数が増えています。彼女は最近ルイ・ヴィトンのアンバサダーにも選ばれ、世界のトップスターの仲間入りを果たした感もあり。

 また、チョン・ホヨンと切ない叙事を作り出したイ・ユミもSNSシンデレラに。当初、4万人台だったフォロワー数が632万人になり、160倍近く増えています。

 悪役を演じたホ・ソンテも驚くべき人気を満喫していて、彼もSNSフォロワーが急増。“グローバルビラン”として脚光を浴びていますが、彼のInstagramには猫と戯れる姿など、劇中とは正反対なキュートすぎるギャップも魅力的に写ります。

 そして、最もフォロワー数の伸び率がすごかったのは、ハン・ミニョ役を演じたキム・ジュリョン。『イカゲーム』公開前に400人余りだったSNSフォロワー数は現在201万人に達していて、なんと約5000倍以上!韓国だけではなく、世界中のファンから多数のコメントが寄せられています。

■米・トップトークショーに出演!

 この人気を追い風に『イカゲーム』の俳優陣は10月6日、米NBCの人気トーク番組『ザ・トゥワニット・ショー』の特別ゲストとして出演しました。公式のInstagramではそのときに撮影された動画とオフショットが満載!

 そして、この動画を観て知ったのですが、ドラマの最初のラウンドで登場する女の子のロボットは、韓国の教科書に登場する「ヨンヒ」という女の子がモデルになっているようです。なので、韓国の人にとってはなじみのあるキャラクターということですよね。

 また、チョ・サンウ役のパク・ヘスは、本作が初公開になる時間の10分前に男の子が生まれてパパになったのだそう。そのため、パク・ヘスの赤ちゃんは友人たちから「オジンオ(イカ)ボーイ(Baby Squid)」と呼ばれているというハッピーなエピソードを披露していました。

■期間限定の大型エキシビションが出現!

 韓国では9月5日~26日まで、地下鉄「梨泰院」駅の地下4階で、エキシビション「オゲムワールド」が無料開催されていたんです。

 この空間には、本作を象徴する女の子の巨大モニュメント、「〇△×」のボタンを押してカプセルがもらえるゲーム、赤い服の人たち、オリジナルのグッズなど、さまざまな展示があって、見ているだけでもワクワクします。

 そして、地下鉄内だけではなく駅の外には、お札が舞う巨大なボールまで出現し、魅了してくれました。

 アリ役のアヌパム・トリパシも足を運んだようで、自身のInstagramでもその様子がアップされています。

 また、コロナでオフラインイベントへの投資が少ない中、あえて実施された今回の展示は、訪れた人たちが続々とSNSにアップして大きな宣伝効果を獲得したということがニュースになっていました。

■YouTubeでもイカゲームの新たな楽しみが!?

 巷では、お笑い芸人でゲーム実況動画をアップする人気YouTuberジョ・チュンヒョンの『イカゲーム』モノマネの動画が面白いと話題です。

 韓国はeスポーツも盛んなゲーム大国で、特にPC版のロールプレイングゲームは大人から子供まで大人気なのですが、オンラインで一緒に戦う人たちとインカムで会話しながらゲームを楽しむのが韓国流。

 ジョ・チョンヒョンはゲームをしながらいろいろな有名人のものまねをして楽しませてくれるYouTuberですが、ゲーム内で進行中の出来事と、ドラマの中のセリフが完全にリンクしているとあって、観る人たちを爆笑の渦に巻き込んでいます。

■人気の裏にはお粗末な事件も……

 ゲーム参加に必要な招待カードに記載されていた電話番号が、実際に一般の韓国の方が使用されていた番号で、放送直後から見知らぬ世界中の人からの電話が相次ぐという事態に発展したのは、日本でもニュースになっているかと思います。

 「イカゲームに参加したい」という内容がほとんどで、1日でなんと4000件の電話というから、これはノイローゼになりそうですよね。

 加えて、最近、韓国のママさんたちの間で騒がれているのが、幼稚園で「イカゲーム」(失敗すると銃で殺すマネ)をする園児が出てきてトレンドになっているということ。特に子供を持つ親世代にとっては見逃せないイシューです。

■2022年開催予定の韓国リアル「イカゲーム」中止!

 韓国の国内旅行の地としても人気が高い江陵(カンヌン)エリアにあるセイントジョーンズホテル主催で、2022年に「イカゲーム」を模したリアルゲームが開催される、との報道がされたばかりだったのですが、感染症対策ガイドライン違反と判断されやむなく中止されたとのこと。韓国内で初のリアルイベントで、賞金やスペシャルゲストが登場予定など、注目度が高かっただけに、韓国内では「残念だ」という声が多くあがっています。

■韓国の“生きにくい”世の中を痛烈に描いた


 『イカゲーム』は、高見から見学する支配者と、支配される者に2分された世界のなかで、後者が“お金”を求めて命をかけてゲームに挑む姿を映し出したもの。

 ゲームには、女性・脱北者・多額の借金を抱えた人・不法労働者・高齢者などが参加しているのですが、まさに今の韓国の“生きにくい”世の中を痛烈に風刺していることが感じられ、韓国でも多くの人から共感を得ています。

 最後まで観ると、「人生とは何?」「お金=幸せなの?」「なんのために生きているのか?」と、考える余韻を残してくれるのも引き込まれる理由のひとつ。

 だからこそ本作は、ただのグロテスクスリラーにとどまるのではなく、たくさんの人から愛される作品になったのではないのかなと感じます。

 まだ観ていないという方は、秋の夜長にぜひ。

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