「アイマス」関連曲がTOP100内に24曲、デジタル配信で変わるキャラソンの楽しみ方
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 人気音楽ゲームアプリ『アイドルマスター シンデレラガールズスターライトステージ(以下、デレステ)』が、9月3日でサービス提供開始から3周年を迎えた。それを記念して、同ゲームに登場する楽曲を収録したシングルCDシリーズ「~スターライトマスター」(16年3月より日本コロムビアから随時リリース)の表題曲及び、CD未発売楽曲のフルサイズとなる「M@STERVERSION」のデジタル限定配信が8月28日にスタート。全29曲が一挙配信され、9/10付週間デジタルシングル(単曲)ランキングを席巻。TOP10内に5曲、TOP100内で見ると24曲もランクインさせた。

【一覧表】9/10付ランキングTOP100入りした「アイマス」関連楽曲

 最も順位が高かったのは、渋谷凛(CV:福原綾香)、北条加蓮(CV:渕上舞)、神谷奈緒(CV:松井恵理子)が歌う、3位の「Trinity Field(M@STER VERSION)」で初週売上3.5万DL。なお、TOP10入りした5曲の合計初週売上は13.9万DL、TOP100入りした24曲の合計初週売上は24.6万DLまで積み上げている。

 『アイドルマスター』シリーズは、ゲームの展開に合わせ、次々と新たな楽曲が作られていく仕組み。利用者を飽きさせない強固なビジネスモデルで、コアファンを獲得してきた。熱心なファンの存在によって、これまで発売してきたCDシングル、テーマごとのCDアルバムは常に好セールスを記録。加えて、付録が付いた“高付加価値”のあるCD BOXなども数多く発売されてきた。

 これまでの流れからいけば、今回の『デレステ』3周年記念のタイミングでも、全29曲の楽曲に加え何かしらの“特典”を付けたBOXセットを展開するというのが通常のパターンだったと言えるが、今回は安価で1曲でも気軽に購入できるデジタル配信という手段をとった。

 これによって、サザンオールスターズやB’z など、大物アーティストなどによって度々目にする“ランキング上位の独占”という現象が起こり、この現象にSNSやネット上では多くのアイマスファンたちが歓喜。上位に『デレステ』関連の楽曲が連なる壮観なランキング結果を見て、アーティストや楽曲を応援することの“新たな楽しみ方”を知ったリスナーは多そうだ。

 以前までのコアファンに向けた“周年”系の商品施策としては、先述したようにCDやブックレット、さらにはキャラクターグッズなどまで同梱したBOXセットというのが常道だった。実際、多くのファンはそうしたスペシャルな商品に収めたられた“蔵出し映像”や“描き下ろしイラスト”などを喜んで手にしていた。

 しかし、今回の『デレステ』3周年記念の施策は、そうした高付加価値戦略とはまったく異なるものと言える。その意味でも、今回の『アイドルマスター』関連作の一挙配信は、キャラソンの人気をさらに拡大していくための、1つの成功パターンと言えそうだ。

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