ドラマ『チェイス』製作会社、著作権侵害を認め謝罪
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 「著作権侵害」が問題となっていたAmazonオリジナルドラマ『チェイス』の試聴サイトと、同ドラマの製作会社「JokerFilms」の公式ホームページに13日、「清水潔氏及び新潮社からの申入れに対するお詫びとお知らせ」と題する謝罪文が公表された。

 同ドラマは、大谷亮平演じる記者・三上と、本田翼演じるBSテレビの新米AD・麻衣が、27年前に起こった5つの連続幼女殺人の未解決事件の真相に迫るサスペンスドラマシリーズ。脚本は『海猿』『HERO』『龍馬伝』などの福田靖氏、総監督を『神様のカルテ』『白夜行』などの深川栄洋監督が務めた。

 昨年12月22日に第1章1話がAmazonプライム・ビデオで配信開始されたが、ストーリー展開・情景描写・具体的なせりふなどが、清水潔氏の著書『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(新潮社)と内容が複数酷似していたことから、清水氏と新潮社は、同ドラマを配信するアマゾンジャパンと製作会社のJokerFilmsに対し、今年1月17日付書面にて同ドラマ配信の即時中止を申し入れていた。

 JokerFilmsは、「この申入れを真摯に受け止め、関係者間で協議を重ねた結果、清水氏及び新潮社、そして北関東連続幼女誘拐殺人事件のご遺族様への配慮が至らなかった点につきまして、ここに謝罪いたします」と掲載し、清水氏への著作権侵害を認めて謝罪。

 謝罪文の公表に加えて、同ドラマの各配信回末尾に、清水氏の著作を含めた同ドラマ製作時に参考とした文献・番組一覧、事件被害者と遺族に対する哀悼の意が新たに追加されたことを受けて、清水氏は次のようにコメントを出した。

 「北関東連続幼女誘拐殺人事件の本質とは無関係な部分で、このような紛争が起き、そして長引くことは望んでおりません。今回は先方が謝罪をし、参考文献・番組が明示され、事件被害者と遺族へ対する哀悼の意がドラマ末尾に追加されたという事実を受け入れる事とします」。

 新潮社は「ドラマが、製作会社が当初主張していた『架空の物語』ではなく、実際に起こった北関東連続幼女誘拐殺人事件をモチーフに製作された旨も、訂正・追加記載されました。謝罪はじめ、一連の追加措置をふまえ、清水氏および弊社は本ドラマの配信再開については異議を唱えないことにいたします」としている。

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