【仮面ライダーアギト】21世紀の幕開け 複数ライダー描き分けの流れ生む
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 「平成」の元号では最終作となる『仮面ライダージオウ』まで、平成仮面ライダーシリーズとともに時代を振り返る。第2作は、平成13年=2001年1月28日から全51回放送(~02年1月27日)されたのが、『仮面ライダーアギト』。アギトに変身する主人公の青年・津上翔一役で賀集利樹、仮面ライダーG3 / G3-Xの装着員として戦う氷川誠役で要潤が出演していた。

【動画】『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』本予告

 『仮面ライダークウガ』の大成功を受けてはじまった『アギト』では、「既に仮面ライダー」のアギトに加え、「仮面ライダーになろうとする」G3、仮面ライダーになってしまった」葦原涼(友井雄亮)による仮面ライダーギルス、さらに番組後半のキーパーソンとしてアナザーアギト(主人公の変種にしてダークヒーロー)と、複数の仮面ライダーが登場し、対決・共闘を繰り返した。この複数ライダーの描き分け、さらにフレッシュな俳優陣が注目されるきっかけにもなり、次作以降の平成仮面ライダーシリーズに定着していくことになる。

 また、主人公たちが出会う瀬戸内海のフェリーボート「あかつき号」海難事件をはじめ、人間が壁に埋め込まれて絶命したり、人体が砂と化したりするショッキングな連続殺人事件が登場し、当時、人気のピークにあった『X-ファイル』(1993年~2002年※16年、18年に続編あり)を彷彿とさせる海外のSFミステリードラマ的な要素も物語の求心力となったのも『アギト』の特徴だった。

 平成13年を振り返ると、この年から21世紀がスタート。前年11月に発売されたカメラ付き携帯電話による「写メール」が大流行し、「写メ」ということばが定着。後に米国でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞することになるスタジオジブリ『千と千尋の神隠し』(宮崎駿監督)が公開され、日本最大の興行収入308億円を記録。東京・秋葉原に世界初の常設型メイド喫茶が開店した年ともされている。

 9月11日には、米国で同時多発テロ事件が起こり、世界中に衝撃が走った。上戸彩が『3年B組金八先生』(TBS)で性同一性障害の女子高生を演じて話題になったのもこの年。「ユーキャン新語・流行語大賞」は、第87代内閣総理大臣に就任した小泉純一郎が受賞した(「米百俵」「聖域なき改革」「恐れず怯まず捉われず」「骨太の方針」「ワイドショー内閣」「改革の痛み」)。『M-1 グランプ』の第1回が開催され、中川家が優勝した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事