芥川自殺前の自筆原稿を初公開へ 衰弱と悲壮の文学論
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 田端文士村記念館で初公開される芥川龍之介の自筆原稿

 作家の芥川龍之介(1892~1927年)が、谷崎潤一郎と文学論を戦わせた最晩年に発表した随筆「続文芸的な、余りに文芸的な」の自筆原稿を、東京都北区の田端文士村記念館が27日までに入手した。10月1日から同館で展示する。全集に収録されるなど随筆の存在は知られていたが、自筆原稿が一般公開されるのは初めてという。

 芥川が自殺を遂げる数カ月前に執筆したとみられ、記念館研究員の種井丈さんは「心身共に衰弱した芥川が、悲壮な覚悟で文学上の難題と真摯に向き合った姿がうかがえる」と話している。

 200字詰めの原稿用紙計12枚の随筆は、「文芸春秋」27年4月号に掲載された。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事