大石順教の口筆作品展、和歌山 九度山町の資料館で
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 口に筆をくわえて書画を書く晩年の大石順教
 口に筆をくわえて書画を書く晩年の大石順教 尼僧大石順教の生誕130年を記念した「遺墨展」=12日、和歌山県九度山町

 両腕を失いながら口に筆をくわえて書画を描き、障害者の支援にも尽力した尼僧大石順教(1888~1968年)の生誕130年を記念した「遺墨展」が12日、和歌山県九度山町の高野紙伝承資料館「紙遊苑」で始まり、観光客らが熱心に見入った。21日まで。

 大阪生まれの順教は17歳の時、養父が起こした殺傷事件により両腕を切断。やがて口で筆が使えることに気付き、書・絵画の修行に全霊を傾け、口筆の「般若心経」が日展に入選した。身体障害者の社会復帰にも生涯をささげた。

 遺墨展では、「夢」の字と「蝶」の絵をあしらった「夢蝶」など30点を超える作品が展示されている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事