詩人の入沢康夫さんが死去 宮沢賢治研究
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 死去した入沢康夫さん

 実験的な現代詩や宮沢賢治研究などで知られた詩人でフランス文学者の入沢康夫(いりさわ・やすお)さんが10月15日死去した。86歳。松江市出身。

 東京大在学中から詩を作り始め、詩集「倖せ それとも不倖せ」を刊行。「季節についての試論」(1965年)でH氏賞を受賞し、注目を集めた。

 詩とは何かを問う前衛的な作品のほか、故郷の出雲への思いを背景に、日本の神話や伝統を素材にした詩作を続けた。「わが出雲・わが鎮魂」で読売文学賞、「死者たちの群がる風景」で高見順賞、「漂ふ舟」で現代詩花椿賞、「遐い宴楽」で萩原朔太郎賞など、多くの賞を受賞した。2008年日本芸術院会員。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事