3年ぶりに琵琶湖が「深呼吸」 「全層循環」冷え込み影響か
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 琵琶湖の水深90メートル付近で、生息が確認された固有種のイサザ(滋賀県提供)

 滋賀県は2日、琵琶湖で表層と湖底の水が混ざり、酸素が行き渡る「琵琶湖の深呼吸」と呼ばれる「全層循環」を3年ぶりに観測したと発表した。今冬の冷え込みや季節風が影響したとみられる。

 全層循環は酸素を多く含んだ表層の水が冷えて湖底に潜り込み、低層の水と同じ酸素濃度になる自然現象で、湖底に1年分の酸素を供給する。例年2月上旬から中旬に確認されるが、2019年は観測開始した1979年度以来初めて確認されなかった。20年は循環が完了しなかった。

 19、20年は冬季に平年値以上の気温が続き、湖底で貧酸素状態が続くことによる生物への影響が懸念されていた。

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