阪大、世界初のiPS角膜移植 40代女性視力改善、実用化へ
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 iPS細胞から作ったシート状の角膜組織(西田幸二・大阪大教授提供)
 iPS細胞から作ったシート状の角膜組織(西田幸二・大阪大教授提供) iPS細胞から作製したシート状の角膜組織移植を患者に実施し、記者会見する大阪大の西田幸二教授=29日午後、大阪府吹田市

 大阪大の西田幸二教授(眼科学)のチームは29日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作製したシート状の角膜組織を、重度の疾患でほとんど目が見えない40代の女性患者に移植する世界初の臨床研究を7月に実施したと発表した。チームによると、視力は眼鏡などを使えば日常生活に支障のない程度に改善し、拒絶反応などの問題は起きていないという。

 角膜疾患は亡くなった人からの提供角膜による治療が一般的だが、提供を待つ患者は全国で約1600人。慢性的に不足しており、今回の手法を5年後をめどに実用化し、補完的な治療法にしたいとしている。年内に2例目、来年も2例の実施を予定している

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