岩手・釜石津波訴訟、和解が成立 市責任認め、両親「前に進めた」
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 東日本大震災で推計162人が犠牲になり、既に解体された岩手県釜石市の鵜住居地区防災センター=2011年12月
 東日本大震災で推計162人が犠牲になり、既に解体された岩手県釜石市の鵜住居地区防災センター=2011年12月 釜石津波訴訟で和解が成立し記者会見する、片桐理香子さんの父寺沢泰樹さんと母仲子さん=3日午後、仙台市

 東日本大震災の際、岩手県釜石市の鵜住居地区防災センターに避難し、津波の犠牲になった市立幼稚園臨時職員片桐理香子さん=当時(31)=の両親が「市はセンターが避難場所ではないと周知する義務を怠った」として、市に損害賠償を求めた訴訟は3日、仙台高裁(小林久起裁判長)で和解が成立した。市が行政としての責任を認め、和解金約49万円を支払う内容。

 原告代理人弁護士によると、津波被害を巡る訴訟で行政が責任を認めて和解するのは異例。

 片桐さんの父寺沢泰樹さん(68)は「娘の死を無駄にしてはいけないとの思いを裁判所に受け止めてもらえた。前に進むことができた」と述べた。

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