学校でアスベスト、遺族逆転敗訴 死亡教諭の公務災害認定
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 判決後、四條昇さんの遺影を前に記者会見する妻延子さん=29日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 かつて勤務していた埼玉県の小学校でアスベスト(石綿)にさらされ、中皮腫を発症し死亡したとして、小学校教諭四條昇さん=当時(54)=の妻が、公務災害と認めなかった処分の取り消しを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は29日、請求を棄却した。一審は地方公務員災害補償基金の処分を取り消し、公務災害と認めていた。妻側は上告する方針。

 斉木敏文裁判長は、校舎の建材に石綿が含まれていたと認定した上で「労働安全衛生法の基準を超える量の石綿にさらされたことが証明されていない」と判断した。2016年7月の一審さいたま地裁判決は「長期間、日常的にさらされていた」としていた。

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