安中出身の粂原さん 競技かるた日本一 名人戦 昨年の雪辱
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小倉百人一首競技かるたの日本一を決める第65期名人位決定戦で、川崎文義さん(右)を破り新名人に輝いた粂原圭太郎さん=5日、大津市の近江神宮
粂原圭太郎さん

 小倉百人一首競技かるたの日本一を決める第65期名人位の決定戦が5日、大津市の近江神宮で開かれ、京都市の塾経営、粂原圭太郎さん(27)=群馬県安中市出身=が新名人に輝いた。名人戦への挑戦は昨年に続き2度目。福井県越前市の会社員、川崎文義さん(30)の4連覇を阻止し、雪辱を果たした。

 先に3勝すれば勝ち。第4回戦で粂原さんが負けて勝敗が並び、決着は最終第5回戦までもつれた。粂原さんは「4回戦までは少し硬かったが、最後は無心で臨むことができた。昨年負けた相手なので、今年はしっかりと札の配置を頭に入れて戦えた」と笑顔で振り返った。

 幼い頃から上毛かるたに熱中。小学5年で競技かるたを始め、中央中等教育学校時代に全国中学選手権団体戦を3連覇、京都大在学中に全国学生選手権を3連覇するなど実力を発揮してきた。「名人の実感はまだないが、徐々にうれしさがこみ上げてきた。感謝の気持ちが一番大きい」とこれまでの周囲の応援に謝意を表し、「かるた自体に恩返しできるような名人になりたい」と今後を見据えた。

 同時開催された第63期クイーン位決定戦も第5回戦まで行われ、東京都江戸川区の会社員、山下恵令さん(33)が同練馬区の教員、森田真央さん(24)の挑戦を退け初防衛を果たした。

 近江神宮は百人一首の第1首を詠んだ天智天皇を祭っており、かるたの聖地として知られる。

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