デジタル技術で謎解明 白石稲荷山古墳
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
大規模調査が行われる白石稲荷山古墳

 国指定史跡「白石稲荷山古墳」(群馬県藤岡市白石)の内部構造を解明するため、市は21日、早大と県立歴史博物館と合同で2月から、デジタル3次元測量と地中レーダー探査を活用した調査を行うと発表した。大規模な調査は1933(昭和8)年以来。新たに墳丘の規模や形、埋葬施設が明らかになれば、築造年代の特定につながると期待されている。

◎藤岡市、早大、歴博来月から合同調査

 白石稲荷山古墳は全長140メートルの前方後円墳で、市内では七輿山ななこしやま古墳(150メートル超)に次ぐ大きさ。5世紀前半に築造され、周辺一帯の白石古墳群の中では最古とされる。33年の調査では、後円墳から二つの竪穴式の埋葬施設のほか、勾玉(まがたま)や刀子など多数の石製模造品が発掘されている。

 昨年、同様の非破壊調査を七輿山古墳で実施。全長のほか、遺体を安置する空間につながる横穴式石室の存在が判明した。今回も早大の城倉正祥准教授と文学部考古学コースの学生が中心となり、2月26日から28日間調査する。

 市教委文化財保護課は「新事実が確定すれば、築造年代が早まることも考えられる」としている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連記事