八王子P GPAファイナルにゲスト出演 前橋で23日
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ぐんまプログラミングアワードにゲスト出演する八王子P
ダンスミュージックをベースにしたエレクトリックサウンドで人気を集める
DJとして海外のイベントにも出演している=2017年8月、カナダ・トロント

 ボーカロイド「初音ミク」などパソコンの音声合成ソフトを駆使した楽曲制作で注目を集めるミュージシャン、八王子P。23日に前橋市で開かれるプログラミングのコンテスト「ぐんまプログラミングアワード(GPA)2019」(上毛新聞社主催)の最終審査にゲスト出演し、ライブを披露する。「プログラムは世界を変える力を持つ。新たな世界を見せてほしい」と出場者にエールを送る。

◎「新たな世界見せて」

 「ボカロ界の貴公子」と呼ばれ、動画サイトの総再生数は1千万回を超える。2012年にメジャーファーストアルバムを発表し、これまでに6枚のアルバムをリリース。18年にはボーカリスト、モデルとして活動するHANAEとの音楽ユニット「KUMONOSU」を結成し、今年2月にミニアルバム「共犯」をリリースした。

 大学時代に独学で楽曲制作を始め、初音ミクが歌う「エレクトリック・ラブ」をニコニコ動画に投稿して注目を集めた。当初は音楽で生活することは考えていなかったが、同曲のヒットで楽曲制作やイベント出演の依頼が舞い込み、人生が一変した。

 アルバムは国内外のチャート上位に入り、アジアを中心に欧州や南米などのイベントに出演。中川翔子、渡辺麻友らアイドルの楽曲アレンジやプロデュースも手掛ける。

 プログラミングの可能性について、米アップル創業者の一人、故スティーブ・ジョブズ氏がiPhoneやiPodの開発で人々の生活を一変させたことを指摘。「本当に世界を変える力を持っている。GPAに集まった未来のプログラマーたちには新しい世界を見せてほしい」と話す。

 GPA当日は来場者にアルバム「Last Dance Refrain」を抽選でプレゼントする。本番に向け「もちろんライブとして盛り上げたい。ただ、エンターテインメントだけでなく、音楽とミクの映像がシンクロする演出などプログラミングの要素にも関心を持ってもらえるようにしたい」と気合が入る。

【一問一答】
◎「覚醒の瞬間楽しい」

―作品を制作する喜びは。
 まず完成させた楽曲を聴くうれしさ。もう一つは作品制作で苦労し、悩んでいると、急にモヤモヤが晴れ、一気に完成形が見える瞬間がある。この覚醒する瞬間が楽しい。

―ボーカロイドの魅力は。
 音楽的に言えば人間には不可能なメロディーを歌うことができる。さらに楽曲発表の主戦場がインターネット上なので、海を越えてさまざまな国の方々に聴いてもらえる。
 「歌ってみた」「踊ってみた」「描いてみた」など、自分の楽曲を多くの人がいろいろな楽しみ方をして、その動画をまた投稿してくれる。想像もしなかったような人やクリエーターとのつながりが生まれる。

―GPA出場者へのメッセージを。
 何か一つの作品を作り上げることはとても大変なこと。それができた時点で才能があると言える。だから自信を持ってステージに臨んでほしい。

 【メモ】GPA最終審査は23日、前橋市のベイシア文化ホールで開催。予選を通過した44組が3部門でアプリやゲームを発表し、プログラミング力を競う。入場無料。観覧申し込みはGPA公式ホームページ(https://www.gp-award.jp/)で受け付けている。問い合わせは上毛新聞社事業局(027・254・9955)へ。

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