「群響 世界に羽ばたけ」13日 小林研一郎さん定演で初指揮
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会見する小林研一郎ミュージック・アドバイザー

 1日付で群馬交響楽団のミュージック・アドバイザーに就任した指揮者の小林研一郎さん(79)が11日、高崎市役所で会見し、抱負を語った。就任披露公演となる13日の定期演奏会に向けたリハーサルで手応えをつかんだといい、「群響は国外の演奏会にも行ける素質を十分に持っている。世界に羽ばたけるようにしたい」と意気込んだ。

 10日に始まったリハーサルで、ベートーベンの交響曲第3番「英雄」を奏でた際の印象について、「団員の皆さんが音に対して献身的で、人々の心のひだに届くような音だった」と評価した。

 師事した山田一雄さんが群響の芸術 監督を務めていた1970年3月、群響の定演で客演し、指揮者デビュー。今月9日に79歳になり、ミュージック・アドバイザーを引き受けるには健康面で不安もあったが、リハーサルで指揮して、一緒に演奏できる 巡り合わせに喜びを感じているという。

 群響ファンや県民に対しては「クラシック音楽はまばゆくて、いい音楽。クラシックを聴くと人生の香りがすることを伝えたい。お客さんには立ち上がって『ブラボー』と叫んでほしい」と思いを語った。

 小林さんは福島県いわき市生まれ。東京芸術大卒。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。世界有数の音楽祭に出演するほか、ヨーロッパの一流オーケストラを数多く指揮。情熱的な指揮ぶりから「炎のコバケン」の愛称で親しまれている。

 13日の定演の会場は高崎市の群馬音楽センター。前売り券は完売。当日券の扱いは12日に群響のホームページで公表する。

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