「猫町」題材の朗読劇 多彩な才能に迫る 11日に前橋で朔太郎忌
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(左上から右下へ)松浦寿輝さん、島田雅彦さん、手島実優さん、町田康さん

 前橋市出身の詩人、萩原朔太郎(1886~1942年)をしのぶ「朔太郎忌」(同実行委員会主催)が11日、同市の前橋テルサで開かれる。47回目の今年は短編小説「猫町」を中心に、多ジャンルで活躍した朔太郎に迫る。

 口語自由詩を確立し、日本の近代詩史に大きな足跡を残した朔太郎。詩のほかに小説やエッセー、数多くのアフォリズムを残し、音楽や美術、写真、映画にも詳しかった。

 朔太郎忌の第1部は作家・俳優の島田雅彦さんと、萩原朔太郎研究会長で詩人・作家の松浦寿輝さんが「詩と小説と音楽と」をテーマに語り合う。

 第2部は2年前から恒例となった朗読劇。朔太郎の「猫町」を題材にした新作「猫町観光案内」を上演する。脚本は同研究会幹事で文学研究者の栗原飛宇馬さん。劇団灰ホトラの荒木聡志さんがオリジナルで音楽を手掛ける。朔太郎の孫の萩原朔美・前橋文学館長が演出する。

 物語は、変わった旅行を希望する若いカップルが、何か訳ありな旅行代理店主催の特別ツアーに招待されて展開。課題をクリアしなければならないツアーだが、行き先の「猫町」にたどり着くことはできるのか―。

 「猫町」を朗読する朔太郎役は、作家・詩人・歌手で萩原朔太郎賞受賞者でもある町田康さん。ほかに萩原館長や声優の柳沢三千代さん、俳優の美斉津恵友みさいづ けいすけさん、女優の手島実優さん(前橋市)らが出演する。

 午後2時開演。定員500人。チケット500円。問い合わせは前橋文学館(電話027-235-8011)へ。

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