「近代詩の国道1号線」 前橋で朔太郎忌 「猫町」題材に朗読劇
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朔太郎忌で上演された朗読劇。右は朔太郎役の町田さん

 前橋市出身の詩人、萩原朔太郎(1886~1942年)をしのぶ「朔太郎忌」(同実行委員会主催)が命日となる11日、前橋市の前橋テルサで開かれた。短編小説「猫町」を題材にした朗読劇や対談を通して、約400人が朔太郎作品への理解を深めた。

 作家・詩人・歌手で萩原朔太郎賞受賞者でもある町田康さんが朔太郎役として登場。物語の鍵となる場面で「猫町」を朗読し、朔太郎の言葉が持つ独特の世界に引き込んだ。

 朗読劇に先立ち、作家・俳優の島田雅彦さんと、萩原朔太郎研究会長で詩人・作家の松浦寿輝さんが「詩と小説と音楽と」をテーマに対談した。島田さんは朔太郎について「通らなければいけない道。日本の近代詩の中で、ここを通らなければどこへも行けない国道1号線という感じ」と表現した。詩や詩人の存在、詩と小説の関係、歌曲についてなど幅広く語り合った。

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